気になる未公開映画(2019/1/4)
未公開映画を物色していて、面白そうなものが見つかったのでシェアしておきます。
1. The Best of Enemies
公開:2019年4月5日(米)
監督:Robin Bissell
出演:Sam Rockwell, Wes Bentley, Taraji P. Henson
ジャンル:伝記/ドラマ/歴史
舞台は1960年代 ノースカロライナ州ダーラム。
二人の主人公の関係性を軸に物語が進んでいきます。
一人は黒人のシングルマザーであり市民活動家のアン・アトウォーター。
もう一人は白人男性のC.P.エリス。地元のKKK組織で最も重んじられていた人物。
公立学校の人種隔離問題について話し合う会議の中で二人は対面することになる。
憎しみと疑念が渦巻く中、二人はお互いの立場がアメリカ南部の硬直した権力構造にいかに利用されているかに気づくようになる。
いつしか二人は対立と偏見を乗り越えて友情を築いていくのだった。
有色人種が権利を勝ち取る!というありきたりな着地点からさらに踏み込んで、そこか白人と連帯していく様子を描くって、実話ベースでない限りリアリティが持てないかも。
ちなみにこの話は実話のようです。
予告編はいきなりミッシー・エリオットの"get your freak on"が流れてテンションあがります。
サントラにも期待ですね。
2. バハールの涙 (原題:Les filles du soleil 1時間55分)
公開:2019年1月19日(日本)
監督: Eva Husson
出演: Golshifteh Farahani, Emmanuelle Bercot, Zübeyde Bulut
ジャンル:ドラマ/戦争
捕虜となった幼い息子を救い出すためにISと闘うクルドの女戦士を、片眼の戦場ジャーナリスト マチルドの目を通して描かれていく。
劇中に登場する、この戦場ジャーナリストの写真を見て驚きました。
これって、メリー・コルビンそのまんまじゃね?
と思ったら、しっかり解説記事が存在していました。
メリー・コルビンのことをご存知ないかたのために説明しておきますと、片目を失明し、眼帯をつけて世界中の紛争地帯からレポートを続けた女性ジャーナリストです。
残念ながら2012年2月22日に、シリア政府軍の砲撃を受けて彼女は死亡しました。
彼女の死の一報が入った時は、世界中のジャーナリストたちが泣いていたのを今でも覚えています。
親交があったCNNのクリスチアン・アマンプールも後に自分の講演会で彼女のことについて語っていました。
本人によく似ています。
今回は伝記映画ではなく、あくまでもインスパイアされた物語のようです。
クルド人女性兵士の様子って、なかなか日本の大手メディアに取り上げられませんから、一人でも多くの人に見られることを願いたいものです。