人気vlogger 子时当归が語る初心者のためのvlogの始め方
以前に紹介したシドニー在住のvlogger 子时当归(ズーシー・ダングイ)さんが、動画制作をはじめたきっかけや機材について語る映像が公開されました。(音声:中国語 字幕:英語)
非常に実用的でこれからvlogを始めたいと思うすべての人に役立つ内容だったので、一部を意訳してみました。
わたしはどのようにvloggerになったのか。これからvlogを撮ったり自分の生活を記録したい人たちのためにアドバイスしたいと思います。
Q.なぜvlogを始めたのか
昨年(2018年)7月の中頃に最初の動画を撮影しました。これまでも自分の生活をweiboやInstagramに記録する習慣がありました。でも動画をとるという考えはありませんでした。というのもカメラの前で話すことがあまり好きではなかったので、自分のような生活の人間は動画には向いていないと思っていました。
それでもvlogをやってみたくなったので、カメラに向かって話すのではなく、生活の基本的な内容ならうつせるかもしれないと思いつきました。それが料理だったんです。毎日つくる朝食です。
動画を投稿するとみなさんがこのスタイルを受け入れてくれたので、自分のリズムを探りながら続けていくことにしました。
Q3.どうやってvlogを撮影しているのか
#1 撮影機材
vlogの撮影で最も基本的な部分は撮影機材です。撮影できる機材はたくさんの種類があります。携帯電話・様々な種類のカメラ・Goproなどです。カメラに限って話すと、デジタルカメラ・ミラーレスカメラ・一眼レフカメラがあります。
わたしが撮影に使うのは「Canon G7X MARKII」です。
以前に買った「CANON EOS M6(ミラーレス)」も使います。
もっと専門的なデジタル一眼レフ「CANON 5D MARK II」も持っています。レンズは「35mm/1.4f35mm/1.4f」です。
このデジタル一眼レフは写真を撮るためだけに使っています。操作が複雑なのであんまり意味のある仕方で使えてません。
使い方を学ぶのが面倒なわけではありませんが、操作が複雑だとやる気が無くなってしまうのでそれほど使っていません。
今見せたカメラはそれぞれのジャンルの一番基本的なカメラです。入門機といえるかもしれません。デジタルカメラはこんなところです。
4K・フルフレーム・フレキシブルfps・絞り値などは重視していません。
わたしがカメラを選ぶときに重視しているのは、フォーカスの速度と手振れ補正機能です。例えば以前に使っていた「CANON EOS M6」は手振れ補正が弱いカメラでした。前に投稿した動画(VLOG.41)を見た多くの人が揺れがひどくて吐きそうになるとコメントしていました。
「Canon G7X MARKII」を使うようになってからは手振れ補正も比較的改善しています。そして色彩がきれいであることも重要です。わたしが撮影するときは、色彩はほとんどさわりません。自然光で撮っています。カメラ自体の色彩が明るいことも考慮します。
わたしは美容ブロガーではないので顔を取る必要がありません。それで普通のデジタルカメラで十分必要をまかなえます。
これからvlogをはじめるつもりなら、最初は機材にたくさんのお金をかける必要はないと思います。この段階でのベストの選択はスマホです。スマホは日常的に持ち歩いているので、いつでも取り出して撮影することができます。
vlogは生活の記録です。大多数の人にとっては生活を記録するためのものです。日常の中でインスピレーションを受けるもの、自分が表現したい内容をいつでも記録するためにはスマホが最も良いです。
YouTube上のすばらしい動画の多くはスマホで撮影したものです。iPhone以外でも、より良いレンズを使っているものもあります。大手のスマホメーカーはレンズの開発に力を入れています。中国国内のメーカーもレンズ重視しています。
ですから手元にあるスマホで全く問題ありません。
#2 内容
次は内容(コンテンツ)について話します。vlogにとって内容は最も重要な部分です。機材は内容をよりよく表現するための補助的な道具にすぎません。機材によって高画質な映像や高音質な録音を得られますが、なにを撮りたいのか?をはっきりさせなければなりません。
頭の中に完全なイメージが必要です。シナリオを描くためには下書きが必要なのと同じです。そうすることで素材を生かすことができます。鮮明なイメージがあるなら、書き出す必要もないのですが。。わたしに関しては、自分のシェアしたい内容についてよく知らないことがあったら書き出しておいて後から調べたりしています。
わたしのように一日三食を撮影するだけなら、はっきりとした料理のプロセスが準備できているだけで十分です。
あなたのvlogが一日、一週間、それ以外の期間を扱うものであったとしても、必ずはっきりとした構成を作らなければなりません。ちょうどシナリオを書くのと同じで、序論・本論・結論が必要です。見ている人がはっきりしたメッセージを受け取ることができます。
#3 編集
次は編集について話したいと思います。
編集は再び作り出す工程です。これもとても大切な部分です。大量の素材を集めてから、カットやモンタージュを施します。それで基本的な編集スキルを学ぶ必要があります。編集ソフトを使ってあなたの物語をもっと完全に仕上げて、見ている人が流れをスムーズに感じるようにします。
編集は避けて通ることができないプロセスです。
わたしが使っている編集ソフトは「Final Cut Pro」です。ビギナーにとっても使いやすいのですが、正規品はとても高価です。
Apple製品を使っていないWindows OSにはAdobeシリーズの「Premiere」があります。似たようなソフトを使って編集しようとしたこともあったのですが、開いた瞬間にあきらめました。本当に複雑なんですよね。わたしには使い方が複雑すぎました。
見かけはとてもハイテックでプロフェッショナル向けなのですが、より系統的に学ぶ必要があります。オンライン講座がたくさんあります。あなたが学びたければきっと身に着けられるはずです。
これからvlogを始めようとしている人に、編集ソフトの角度からお話しできることはあまりありません。自分で調べて学んでいけばよいと思います。
こうしたソフトを使いこなせなかったり、お金や時間が十分でない人にはスマホアプリが助けになります。
わたしがPCで編集を始める前は「VUE」というアプリを使っていました。
このアプリはとても簡単に動画編集が可能で、機能も豊富です。
このアプリでも問題なく人に見せられる動画を作ることができます。
(以下、具体的なアプリの使い方は割愛)
撮影初心者のみなさんは「VUE」を使ってvlogを作るのがおすすめです。編集作業がとても簡単でスピーディです。完成した動画をすぐアプリ内のSNSに投稿できます。動画だけでなく写真もそうです。
今回の動画が初心者の皆さんの助けになることを願っています。
では次回のvlogで会いましょう!
<書き起こしおわり>
この動画の最後には「VUE」で編集したvlogが付け加えられています。
アプリですべてが完結しているとは思えない完成度に正直びっくりしました。
彼女が語っていたように、高い機材や編集ソフトがなくても簡単にvlogって作れるんですね。
人気vloggerの自分語りが増えるにつれて、貴重なノウハウも共有されていくのはうれしい限りです。
子时当归チャンネル、皆様もよろしければ是非に。