滇西小哥のインタビューがGoldthreadで公開される(4/6)
Goldthreadで滇西小哥のインタビュー動画の第四弾が公開されました。
今回も中国語と英語から意訳してみたいと思います。
滇西小哥:OK、こっち見て。
インタビュアー:OK、叩けばいいんですね。動画の中では簡単そうだけど、実際にやってみると難しいですね。力がいりますね。
滇西小哥:そう、力がいるんです。
インタビュアー:OK、わかりました。アーーー(やっぱりダメだった)
滇西小哥:先に切ってあげますね。
農村で撮影された料理動画で知られています。 私たちは一週間を彼女と共に過ごしました。
前回のエピソードでは手打ち麺について学びました。
今回はガチョウの塩漬けの作り方を教えてくれます。そして調理法を最後に至るまで見てみます。大きな中華鍋の手入れの方法についても語っています。
これが重しを載せて塩漬けにしたガチョウです。
プロシュートに若干似ていますが、これはハム(脚)だけでなくガチョウ全体を使っています。
これは冬の時期に中国で食べられている料理です。
雲南地方ではガチョウに塩をふり、重しを載せて、軒先に吊るし、乾燥させます。
滇西小哥:脂肪の多いガチョウを使います。締めた後に酒と塩に漬け込みます。二日後に軒先に吊るします。
肉を塩漬け後に乾燥させることによりバクテリアの繁殖を防げます。
このプロセスが塩漬けと呼ばれています。
古代から伝わってきた方法で20世紀半ばに冷蔵庫が登場するまで世界中で用いられてきました。
滇西小哥:吊るすときには真ん中を開いて、二本の竹串を刺して肉を開いた状態に固定します。
インタビュアー:どうして開くんですか?
滇西小哥:その方が早く乾燥するからです。一ヶ月半ぐらい吊るしておきます。乾いたら食べることが出来ます。
肉が寒くて風通しの良い場所に吊るしておくことが鍵です。
滇西小哥:これが私たちの年越し料理です。冬の時期になってから作る料理だからです。冬だとハエも寄ってきません。
小哥はガチョウ一匹を用意してくれました。
彼女の動画の中ではこれを使って2種類の料理を作っています。
ご飯とガチョウの油。
ガチョウと山芋のスープ。
滇西小哥:私たちが食べるのは脂身の部分です。
まず彼女はお湯でガチョウを洗います。余分な塩を落とすためです。そして切り分けていきます。
このプロセスは見ている以上に大変な作業です。
滇西小哥:まず脚を切り落とします。やってみますか?
インタビュアー:先に見てからやります。
滇西小哥:こうしたらよく見えますよね。
滇西小哥:OK、こっち見て。
インタビュアー:OK、叩けばいいんですね。動画の中では簡単そうだけど、実際にやってみると難しいですね。力がいりますね。
滇西小哥:そう、力がいるんです。
インタビュアー:OK、わかりました。アーーー(やっぱりダメだった)
滇西小哥:先に切ってあげますね。まず脚を切り落します。さらに小さく切り落としていきます。
インタビュアー:こうですか?
滇西小哥:そうです。ちょっと崩れましたね。
インタビュアー:こう?
滇西小哥:そうです。力を入れてください。
インタビュアー:これは大変ですね。
滇西小哥: わー、飛んでいった。(あなたの切ったのを)見せてもらえますか?あら、全部崩れてますね。
インタビュアー:すいません。
滇西小哥:大丈夫ですよ。こう切るんです。
赤身の肉と脂肪の部分を分けます。
滇西小哥:脂肪の部分は白っぽいです。この脂の多い部分です。
インタビュアー:この料理はどうやって覚えたんですか?
滇西小哥:私が作る料理は地元の料理で、小さな頃から食べています。それで子供の頃から家のお年寄りや母親を見て少しずつ覚えました。
滇西小哥:出来ました。これが脂身ですね。これはあなたが切ったやつ?3つに切れてますね。脂肪の多い部分はこの料理に向いています。
まずスープです。ガチョウの赤身を使います。
小哥はこの料理を小さな火で調理します。
滇西小哥:雲南で煮込み料理を作る時は小さなかまど(小炉子)を使います。小さな火の上に鍋を置きます。スープを作る時などは土鍋を使います。土鍋を使うと味が濃くなります。この鍋は雲南の「黑土陶」です。
滇西小哥:この生姜を持ってもらえますか?まず肉を土鍋に入れます。
滇西小哥:じゃあ鍋に蓋をします。
インタビュアー:どれぐらい煮込むんですか?
滇西小哥:一時間ぐらいです。ここに座って温まりましょう。
滇西小哥:土鍋だと熱が伝わるのがそれほど早くありません。でも一旦熱くなると保温効果がとてもよいです。ちょうど圧力鍋の効果に似ています。肉全体に圧力をかけながら煮込みます。とても良い味に仕上がります。
滇西小哥:わー、熱いですね。
彼女が火に松の木をくべているのが目に留まりました。
インタビュアー:どうして火をおこすのに松の木を使うんですか?
滇西小哥:薪を使って作った料理は良い香りがします。山で切った木は乾燥させてこのように燃やしています。松の木は山にたくさんあります。
滇西小哥:これをよく使うのは燃えやすいからです。火をつけてみますね。普段はここから火をおこします。
30分待ったあとに芋を入れます。
滇西小哥:これは山芋です。海外にもありますか?
インタビュアー:チャイナタウンにあります。
滇西小哥:食べたことありますか?
インタビュアー:大好きです。
滇西小哥:まず山芋の皮をむきます。それから土鍋に入れて煮込みます。皮むきもやってみてください。簡単にむけますよ。軽く力を入れます。
滇西小哥:あー、厚く切りすぎですよ!軽く力をいれて。薄くむけましたね。
インタビュアー:直接入れるんですか?
滇西小哥:そうです。鍋に入れます。生姜も少し加えます。鍋はしばらく置いて次は脂身を調理しましょう。
彼女は炉がある場所に連れて行ってくれました。そこで大きな中華鍋を使います。
滇西小哥:これは「灶」と呼ばれています。火偏に土と書きます。農村の家庭では灶を使います。肉を入れる前に、まずは熱くなるまで待ちます。
滇西小哥:油が出てきましたね。
インタビュアー:匂いがしますね。
滇西小哥:火が大きすぎるとよくありません。火が強すぎると油が出てきません。
滇西小哥:肉の油が十分に出てきたので取り出します。
ランチの時間です。小哥は他にもおかずを用意してくれました。
インタビュアー:今から何を食べるのか教えてもらえますか?
滇西小哥:これはガチョウの脂身から出てきた油です。二さじかけます。
滇西小哥:これは地元特産の水豆豉です。これも少しかけます。
滇西小哥:これは草果粉。私の動画の中でも見たことありますよね。そしてご飯と混ぜます。
滇西小哥:これが鹅油拌饭(ガチョウの油のまぜごはん)です。とても美味しいですよ。どうぞ食べてみて。もう少し混ぜるといいですよ。いい香りです。
インタビュアー:とてもいいですね。
滇西小哥:これは野菜(野草)です。さっきおじさんが採ってきました。
滇西小哥:これは坛子肉です。以前の動画の中に出てきた油底肉です。昨年作ったものです。
滇西小哥:あっちにあるのはレンコンを炒めた酸腌菜です。これも地元特産の辛い料理です。
滇西小哥:あっちにあるのは血肠。豆腐血肠と肉肠です。
インタビュアー:これが今日作った料理ですね?
滇西小哥:はい、これがスープです。いい香りがしますね。
インタビュアー:これはチャイニーズ・ヤムと呼ばれています。今日調理したガチョウです。ミルキーな色合いですね。とても美味しいです。スープにはガチョウの塩気が出ています。山芋には味がよく染み込んでいます。これは「うまみ爆弾」ですね。そして熱い…
次回は畑に出かけます。そして野草から2つの料理を作ります。
チャンネルはそのまま。
滇西小哥:多くの海外のファンは鍋をどうやって洗うのか興味があるようです。鍋専用の洗剤があります。普通は鍋を持ち上げて洗います。でもこの鍋は洗ってから水ですすいで汚れをすくい上げるだけです。
<書き起こし終わり>