滇西小哥 最新動画についての本人コメント【松茸】
滇西小哥の動画が公開されました。
2020年8月5日の最新動画では松茸が特集されていました。
今回は地元の村を飛び出して香格里拉(シャングリラ)に出かけた阿盆姐。
チベット族の男性の案内で山に自生する松茸採りに挑戦しています。
YouTubeやbilibiliでは本人によるコメントが公開されています。
素人訳なので自己責任でご覧ください。
雲南にあるたくさんのきのこ類の中で最も高価で珍しいのが松茸です。
松茸の生育環境はとても過酷なものです。
海抜1600-3000メートルの温帯の乾燥した林にだけ生育します。
通常は赤松・ハイマツ・栂(鉄杉)の根元に寄生します。
成長のスピードはとてもゆっくりで、一般に5〜6年かかります。
今のところ、全世界で人口栽培に成功した例はありません。
これも松茸が高価な原因です。
香格里拉(シャングリラ)は全国の松茸産地のひとつです。
百度百科の説明によると、松茸は香格里拉で最初に発見されたそうです。
”約7000年前。我が国を横断する山脈、香格里拉の原生林で松茸は誕生した。
宋哲宗が皇帝だった元佑(1082-1094)の頃、唐慎微によって記された《经史证类备急本草》のなかで既に使用されている。このきのこは松林に成育し、菌蕾(きんらい)が鹿茸(ろくじょう)に似ているため、古くから松茸と呼ばれている。”
7月に私は香格里拉の吉迪村に行きました。
松茸を探しに行くためです。
香格里拉市内から車で50分離れたこの村の山にはたくさんの松茸があります。
そこには松茸市場があり、ちょうど松茸が生えてくる時期でもあります。
値段は500グラムで500元(日本円で約7600円)、さらに高いこともあります。
それで村人は山で松茸を探しに行きます。
村を一周しましたが、草地に放牧された牛しかいませんでした。
私にとっては全く知らない場所だったので、チベット族の友人・鲁茸が一緒に行ってくれました。
彼は毎日山に入って松茸を採っています。
他の村人と一緒に松茸を採って、市内で売ることもあります。
普段は松茸採りのために早朝の5時前から山に登り始めます。
みんな真っ先に探し出したいと思うからです。
私たち7時になってから出発しました。
3時間以上の山道を歩きました。
海抜3500メートルでも高山病にはなりませんでしたが、歩き疲れて息があがってきます。
山で3時間以上探して最後に6つの松茸を見つけました。
山で松茸を採る人はみんな自分だけの秘密の場所を知っているそうです。
自分だけしか知りません。
鲁茸はひとつの場所で数千元分の松茸が採れると言います。
山中に松茸を採りに来た人がいます。
松茸が群生している場所を探す時は特に小さな声で話します。
採り終わったら現場を綺麗にして、足跡や葉っぱを残さないようにします。
ここで松茸が採れることを他の人に知られないようにします。
松茸の色は地面に落ちている木の葉と一体になっています。
経験がある人でないと松茸を見つけるのは本当に難しいです。
鲁茸が指差す場所を見ても私には見えません。
松茸を採った帰り道、鲁茸の家のマニ車がある場所で水を飲みました。
家についてから鲁茸のお母さんには運が良かったと言われました。
彼女も山に行きましたが、ひとつしか見つけられなかったそうです。
鲁茸は前の日に採れた松茸も譲ってくれました。
松茸の最も美味しい食べ方は松茸の刺し身です。
きれいに洗ってから切った松茸にわさびと醤油をつけます。
松茸そのものが甘く、食べると薄っすら松の香りもします。
もしくは炭火で焼いて塩コショウを振ります。
焼いている時の香りによだれが出てきます。
こんなに美味しいものは、絶対にスープにするべきです。
家で育てた鶏と一緒に煮込みます。
スープも甘くなります。
最後に万能調味料を炒めます。
松茸・牛肝菌(ポルチーニ)・茶树菇(ヤナギマツタケ)・杏鲍菇(エリンギ)を細かく切り、ハムと一緒に炒め、火が通ったら取り出します。
ニンニク・ショウガ・小米辣(プリッキーヌ)・泡椒(唐辛子のピクルス)を炒めて香りを出します。
豆板醤・うすくち醤油・塩・白砂糖を加えて味を整えます。
最後に先に火を通したハムときのこを入れ、まんべんなく炒めたら出来上がりです。
麺やご飯と一緒に混ぜたり、饅頭煮つけて食べると最高に美味しいです。
この美味しいご飯を家族と一緒に食べると幸せ、満足です!
<書き起こし終わり>