ガラパゴスの蛙

ネットに漂うあれこれ

滇西小哥 最新動画についての本人コメント【野生のアジアゾウ】

f:id:hidari_te:20200914205448j:plain

滇西小哥の動画が公開されました。

2020年9月12日の最新動画は久しぶりに阿盆姐Vlog

今回はシーサンパンナ(西双版納)タイ族自治州に生息する野生のアジアゾウを訪ねます。

YouTubeでは本人コメントが公開されています。

素人訳なので自己責任でご覧ください。

 野生のアジアゾウが私たちの生活圏に入ってきたという話を最初に聞いたのはシーサンパンナ(西双版纳)の友人を通してでした。象が道をふさいでしまって仕事に遅刻したという話でした。当時はとても面白いと思いましたが、後から彼はアジアゾウにまつわるたくさんの話をしてくれました。畑に入ってトウモロコシやサトウキビを食べたり、道路で遊んだり……今回本当にパンナに来るとは思っても見ませんでした。それも象を目的にやってきたのです〜出発する前日、象は勐阿镇の村にいると観測員が教えてくれました。結果、その日は突然大きな雨が降ってしまい、象を見つけることができませんでした。でも趙さんが象の痕跡を見せてくれました。壊された小屋、マンゴーの木、トウモロコシ畑……全体を通して、皆さんが象の行動に対して一切不満を持たず、むしろ可愛く感じていることがわかりました。象が村人の家のトウモロコシを盗み食いしている話を趙さんがしている時、顔いっぱいの笑顔でこう言います。「象は本当に賢い。トウモロコシを食べるときは両側の牙をしまう。マンゴーやトウモロコシを食べるときは必ず熟したものを食べる。村人の家に鴨を追いかけたりする時はぎこちなくてカワイイです。それから村人の家でお酒を飲んで酔っぱらってしまうこともあります」彼の話を聴いているだけで頭の中にその情景が浮かんできます……趙さんは立て続けに携帯の写真を開いて当時起きたことを話している姿はまるで自分の子供のことを話しているかのようです!彼は10年以上象と共にいるそうです。感情移入しているので、象を見ても怖くないし、長い時間象がやってこないと何かあったのではないかと心配になるそうです。道で出会った何人かの村人に質問しました。苦労して植えた収穫物が象によってダメになったら怒らないんですか?彼らは笑って言いました。「怒らないよ。象はあんなに大きいのだから、食べる量も多いです。山に食べるものがなくなってしまえば、生きるためにそうするのです。それに象たちは人の植えたものかどうか見分けられません。」それから質問しました。象に覚えられて収穫できなくなったらどうするんですか?一人のおじさんが言いました「象が少し、人間が少し食べられればいいんです。この年代の人はお腹が空かないんだよ。」その時とても感動しました。この世界のすべてのものは互いに必要とし、共に生きていくのです……地元の環境団体は人と象が共生していくために多くの努力をしています。食糧基地を設けたり、象の活動区域にバナナなどの植物を植えたり、水浴び場を作ったり……地元の政府は象に破壊された田畑を補償することで政策上の多くの調整をしています。


趙さんに別れを告げ、志誠と一緒にアジアゾウの繁殖センターに来ました。ここには救いに出された羊妞(ヤンニョウ)という救助された象がいて、ここの“アイドル”となっています。この象はひつじ年に救出され、羊のミルクを飲んで育ち、そしてメスだったので“羊妞”と名付けられました。今のところ救出された中で最も小さいアジアゾウです。当時救出された時には体にキズがあり、皆で百倍の世話をした結果、今では5歳になりました。毎日数キロの羊のミルクを飲みます。象のお父さん(飼育員)によると彼の息子も5歳、羊妞も5歳。彼は自分の子供のおむつすら変えたことがないのに、羊妞との5年の生活で毎日の排便量、全ての食べたものを知っています。基本毎日20時間は羊妞に寄り添っています。休みの時、羊妞が他の象のお父さんに世話されるのは慣れましたか?羊妞はあなたのことを考えて寂しがりませんか?と質問しました。彼は「確かにそうです。羊妞のことを考えて寂しくなるし、羊妞も寂しく思っています。(戻ってくると)興奮しています。」


象のお父さんであれ、趙さんであれ、環境保護団体であれ、道で出会った村人であれ、国家政策の上であれ、皆が力を合わせて野生のアジアゾウを守り、皆で象との共生を促進しています。志誠が最後に言ったように、”林に鳥、水に魚、地上に動物と私たちが共に暮らす美しい家”をいつの日か実現しようとしています。

<記事の終わり>