ガラパゴスの蛙

ネットに漂うあれこれ

滇西小哥 最新動画についての本人コメント【五彩米】

滇西小哥の動画が公開されました。

2021年5月12日の動画ではプイ族伝統の五彩米が特集されていました。

bilibiliでは本人コメントが公開されています。

素人訳なので自己責任でご覧ください。

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五彩米

二年前からプイ族の色付き米の原料を買いに羅平へ行きたいと思っていました。
でも忙しくて今年の4月にやっと行くことが出来ました。
私たちは縁があって撮影することができました。
でも毎回運良く友好的な人に出会えるわけではありません。

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今回、多依河の船であったお姉さんは地元プイ族の方でした。
彼女が私を自宅に連れて行ってくれて、米に色を付ける方法を教えてくれました。
わざわざ材料まで持たせてくれました。
去り際にはお婆ちゃんが手作りした巾着と布靴をプレゼントしてくれました。
ウチにはそれを履ける子供はいませんが、記念に残したいと思います。


染米
プイ族伝統の染米は5色のみです。
その内の一部は2種類の植物から取られた色です。
他のプイ族は7色に染めることもできます。
皆さんにはこれから各色の植物染料の配合を紹介します。

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黒色
枫香树(ふうの木)の新鮮で柔らかい葉を砕きます。


赤色
高粱の殻に水を加えて30分煮てからザルで濾します。

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青色
蝶豆花(バタフライピーの花)


紫色
紫藍草の茎を切ります。


黄色
干した密蒙花。


緑色
密蒙花+蝶豆花、または蝶豆花+金栀子(クチナシ)。

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以上の材料を煮ること20分前後。
煮出た染料を50℃になるまで冷まします。
もち米を加えて浸け置きすること十数時間。
上記のものだけでなく、洛神花(ハイビスカス)で赤紫に、橙红木(染料として使う植物)で橙色に染めることができます。

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天然の染料で色を付けたお米は特別に透き通ってキラキラしています。


五彩糯米饭团
よく浸けておいたお米を研いできれいに洗ってから、火を通せば食べることができます。

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見栄えの良いもち米おにぎりを幾つか握りました。
中には肉松(肉でんぶ)、のり、ソーセージを入れました。
家の裏にあるザクロの木から枝をとって、見栄え良く盛り付けました。
こうすればもっとおいしく感じます〜

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五彩泡鲁达
天気が熱くなってきました。
ウチには小豪のために買った椰子があるので、泡鲁达を作ることにしました。
(※泡鲁达は東南アジア発祥の冷たいスイーツだそうです。日本語正式名称は謎です)

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椰子の果肉を取り出して、牛乳、ココナッツミルク、練乳、大量の氷を加えます。
おにぎりで余ったもち米も混ぜて、最後にパンを加えます。
とても爽やかな味です。

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泡鲁达はビルマ語から翻訳された言葉です。
この冷たいドリンクも舶来品なのです。
今では雲南タイ族の特色あるデザートになっています。
夏には必ず注文します。
とても豊かな味です。

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家のリフォームは残り半分です。
手伝いに来てくれるおじさんたちはいつも褒めてくれます。
毎回何を作っても、ウチのおじいちゃんと一緒でおいしいおいしいと言ってくれます。
そして全部食べてしまう。
ご飯を作る人からすると、きれいに食べてもらえることは最も達成感のあることです。

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食べ終わらなかったもち米は、蒸してから二日間陰干しにします。
それから揉んで米粒をバラバラにして、太陽の下で乾燥させること二日。
完全に乾いたらOKです。
密閉保存できます。
食べたいときに水に2時間浸け置き。蒸したら食べられます。
同じようなモチモチ、同じようなきれいな色になります。
家にお子さんがいるようなら、材料を探して自分でお米に色を付けてみてください〜

 <記事の終わり>