ガラパゴスの蛙

ネットに漂うあれこれ

滇西小哥 最新動画についての本人コメント【手抓饭】

f:id:hidari_te:20210614231936j:plain

滇西小哥の動画が公開されました。

2021年5月19日の動画ではタイ族の手抓饭(手づかみご飯)が特集されています。

bilibiliでは本人コメントが投稿されています。

以下は素人訳なので自己責任でご覧ください。

私たち一家は特にお米を食べるのが好きです。
一日三食欠かすことはありません。
前回色を付けたお米を(母方の)おばあちゃんのために残しておきました。
それにおばあちゃんが作った发糕(蒸しパン)も(母方の)おばあちゃんたちは大好きです。

f:id:hidari_te:20210614231941g:plain
今年はウチの周りでは雨がとても少なかったので、魚腥草の新芽が出ませんでした。
(母方の)おばあちゃんの家の魚腥草はすくすく育っていると思っていましたが、結局ウチと大して変わりませんでした。
図々しくも木の上に残っていたトマトも取ってきました。
(母方の)おばあちゃんは他にも卵を十数個包んで持たせてくれました。

(※魚腥草と後から出てくる折耳根はどちらもドクダミと訳されています。実際には細かい区別があるのかもしれませんが詳細は不明です)

f:id:hidari_te:20210614231954g:plain
物心ついた頃から(母方の)おばあちゃんの家にはニワトリがたくさんいました。
彼女が最初に私の様子を見に来た時にニワトリを持っていたのも理解できます〜
これが私の子供時代の名前”盆鸡”の由来です。

f:id:hidari_te:20210614232004g:plain
帰り道に香菜を取りに行きました。
大王はキレイに洗っていたのに、私が香菜を取りに行っている間に車から降りてしまいました。
溝に入って全身泥だらけ……


手抓饭(手づかみご飯)
手抓饭はタイ族の特色あるグルメです。
私たちは普段お客さんが来た時にだけ作ります。
元々は家の工事をしてくれているおじさんたちのために準備したのですが、作っているうちにみんな帰宅してしまいました……

f:id:hidari_te:20210614232012g:plain

手抓饭にはいくつか欠かせないおかずがあります。


景颇鬼鸡
地鶏に草果・八角・ネギ・ショウガ・塩を加えて1時間煮込みます。
火にかけているのを忘れてしまい、思い出した頃にはドロドロになっていました。
普通は1時間で大丈夫です。
少し歯ごたえがあり、冷やすと割きやすくなります。
香菜・香柳・ショウガ・ネギ・うすくち醤油・小米辣(唐辛子の一種)・塩・レモン汁を加えてまんべんなく混ぜれば出来上がり〜

f:id:hidari_te:20210614232024g:plain

鶏肉と酸味の爽やかさが夏にピッタリです。

 

酸粑菜
鶏を煮込んだスープに2種類のトマト、苦青菜(日本語名わかりませんでした)を加えて弱火でじっくり煮込むこと1時間以上。
酸っぱくて柔らかい食感です。

f:id:hidari_te:20210614232031g:plain

私たちは酸粑菜と呼んでいます。
口に入れるとすぐに溶けてしまいます。本当に満足です!


水豆豉拌水香菜
地元の野香菜に小米辣と水豆鼓を加えて混ぜます。

f:id:hidari_te:20210614232054g:plain

簡単で雑な料理です!
でも味はとても特別です。

 

树番茄拌折耳根
炭火で焼いたツリートマトと細かく切ったどくだみを和えます。

f:id:hidari_te:20210614232105g:plain

小米辣・ニンニク・香菜・うすくち醤油を加えて混ぜます。
この料理はどくだみ好きにとっては福音です。
酸っぱ辛くてサクサク、とても爽やかです!


花刀洋芋
雲南でじゃがいもは百通りの食べ方があります。
最も特別なのはどの街角にある花刀洋芋です。

f:id:hidari_te:20210614232115g:plain

じゃがいもを揚げてからどくだみ・香菜・小米辣・油辣椒(具入りラー油)・花椒油・ニンニク油・うすくち醤油・火を通して砕いたピーナッツを加えます。
わぁ、これは皆さんが想像したとおりの味ですよ!


五花肉蘸腌菜膏
大きく切った選り抜きのバラ肉に草果粉・胡椒粉・塩・唐辛子粉・花椒粉・花椒・うすくち醤油・香油を加えて混ぜてから、20分浸け置きします。

f:id:hidari_te:20210614232132g:plain

火の上で炙って表面を焦がします。
ハサミで切って小分けにします。
これには必ず腌菜(漬物)とつけダレを一緒に合わせます。
煮込んで作ったつけダレに香菜・ニンニク・小米辣と塩・うま味調味料・醤油・砕いたピーナッツを加えて混ぜます。

f:id:hidari_te:20210614232143g:plain

これは手抓饭の中で最も代表的なものです。
肉の香りに飽きることがありません。
酸っぱ辛くてとてもご飯が進みます!


香茅草烤鱼
罗非鱼(ティラピア)を背から割ります。
細かく切ったニラ・香柳・老缅香菜(オオバコエンドロ)・小米辣・ショウガ・ニンニク・うすくち醤油と塩を加え混ぜてから魚の中に詰めます。
さらに新鮮な香茅草(レモングラス)を入れます。
竹のトングで挟みながら炭火焼きにします。

f:id:hidari_te:20210614232154g:plain

油を塗りながら焼いていきます。
大体20分で両面全体に火が通ります。
もっとも原始的な焼き方でとても良い香りです!
柔らかい魚の身にいろいろな香味が加わります。
さらにうっすらと炭火の香り。
一人でまるごと一匹食べられちゃいます!

 

舂鸡蛋
こんかいの舂き料理(潰して作る料理)は舂鸡蛋です。
唐辛子・ニンニク・香柳・香菜を細かく潰し、玉子とうすくち醤油と塩を加えます。
少し潰せば出来上がりです。

f:id:hidari_te:20210614232205g:plain

この料理は簡単でとてもおいしいです!
舂き料理の魅力は、どんな食材の味をも融合させてしまうところです。
食感はとても豊富です。
以前に舂き料理の特集を作りました。
皆さん改めて観てください〜

f:id:hidari_te:20210614232216g:plain

ピーナッツとビーフジャーキを炒めたら出来上がり〜
この2つの料理はご飯がよく進みます。
ご飯は前回色を付けた五彩米を使います。
半分はもち米、半分はうるち米です。

f:id:hidari_te:20210614232229g:plain

それから、普通の手抓饭では甜白酒水(ドロドロの甘酒)をあわせます。
普通の甜白酒を発行させること2日。
これで絞り汁の度数は6-7度ほどになります。
口当たりが更に豊かになります〜
濃厚な米とお酒の香りがします。

f:id:hidari_te:20210614232244g:plain

普通は直接手を使っておかずとご飯を握って食べます。
お箸とお茶碗を使うことに慣れてしまっているので、たまに手を使って食べると美味しく感じます。
食事のイベント感は確かに重要です。
みなさん雲南に来たら必ず試してください〜

<記事の終わり>