中国・成都を拠点に世界中のストリートフードを紹介する『THE FOOD RANGER』
今回紹介するのはアジアを飛び回るフードブロガー、トレバー・ジェームズさんによるYouTubeチャンネル『THE FOOD RANGER』です。
チャンネル登録者数は2019年現在322万人。フードブロガー界で圧倒的な支持を得ています。
彼の動画は各地の街中で地元の人々が食べている料理、いわゆるストリートフードにスポットが当てられています。
中国の成都を拠点に、インドネシア・インド・マレーシア・エジプト・UAE・ベトナム・パキスタン・トルコ・日本・そして中国各地を妻 ティンティンさんと旅しています。(奥さん同伴なしで一人で旅する動画もあります。ビザの関係でしょうか。)
カナダ出身のトレバーさんは2014年にカナダの大学を卒業。その後、中国の大学に通うための奨学金制度を使って中国生活をスタートします。そのころから地元の料理を動画に撮りはじめます。
中国の旧正月や夏休みなどの長期休暇の旅に、海外に出かけては各地の料理を撮影する生活を続けます。
そして成都に引っ越したころに、一緒に動画制作をしてくれる頼もしい友人を見つけます。そこから更にフードブロガーとしての活動に拍車がかかり、気づけばYouTubeの有名人となったのです。
YouTube上で視聴者からの支持を受けたトレバーさんは大きな決断を下すことになります。
それがこちらの動画。
なんともらっていた奨学金を蹴って、成都にある料理学校で中華料理を学ぶことにするのです。
それと同時に、自宅の一部屋を解放して世界中の視聴者を招待する活動を始めます。
つまり専業のYouTuberとして食っていくと腹をくくったわけです。
そこから動画の題材やクオリティが飛躍的に向上します。
例えばこちらは新疆ウイグル自治区のカシュガルで撮影された動画。
ウイグル族が主食とするナンにかぶりついています。ちなみに中には玉ねぎが入っているそうです。
こちらは北京の胡同のストリートフード。
みんな大好き煎饼(ジエンビン)です。クレープ上の記事の中に卵やネギなどをくるんで甜麺醤を縫塗って食べる、中国ならではのファストフードです。これマジでうまいから。
こんな調子で中国各地を旅していると思ったら、最近では遠くパキスタンまで足を延ばしています。
日本でもビリヤニを食べられるお店は少しづつ増えていますが、この映像で度肝を抜かれるのはこの牛骨。
肉の付いていない牛骨の何がうまいのか?と思われるかもしれませんが、骨の中の骨髄を食べるのです。これは絶対にうまい。
『THE FOOD RANGER』の人気の秘密を考えてみると、キャッチーなサムネイル画像が目を引くことも一因ではないかと思います。
個人的には英語と中国語が同時に共存している教材としても高評価です。
日本人のまだ見ぬエスニック料理がどんどん登場するので本当におすすめです。
皆様もよろしければ是非に。
『THE FOOD RANGER』が気に入った方には、こちらのチャンネルもおすすめです。