死産の様子をVlogに映すことは倫理的にどうなんだろう…
YouTubeで欧米のVlogを眺めていた時に発見した動画があまりにも衝撃的で、今回こちらのブログでも取り上げたいと思います。
以前にも欧米のYouTuberやVlog配信者が出産動画を投稿している件を紹介しました。
「出産」というイベント自体は珍しいものではありませんが、どの動画も唯一無二の感動を与えてくれる鉄板のコンテンツです。
とはいえ、生まれてくるすべての子どもが健康に、更には順調に産声をあげるわけではないわけで。
こちらの『The Moran Family』の動画チャンネルは若い夫婦と二人の女の子の4人家族の日々の暮らしを配信しています。
嬉しいことに3人目のお子さんを妊娠したことが報告されたのですが、妊娠12週目にして医師より辛い宣告がありました。
遺伝子検査の結果、お腹の子どもに重度の障害があることが発覚したのです。
病名は「無分葉型全前脳症」。
簡単に言うと本来は右と左に分かれているべき大脳が癒着してしまっている病気。
出産したとしても生存率はかなり低いようです。
さらに13トリソミー症候群という染色体異常からくる病気も併発。
それでもこの家族は子どもを生む決断をします。
名前を考えたり、妊娠中でも家族でディズニーランドに出掛けたり。努めてポジティブに生活しています。(もちろん彼女たちがYouTuberであるということは加味する必要があります)
そして運命の日、2019年8月16日がやってきます。
誕生した3人目の娘 エブリーちゃんは生まれてすぐに息を引き取りました。
家族や病院スタッフにキスされて安らかに眠る生まれたばかりの赤ちゃんの姿を見ると、胸に迫るものを感じます。
もちろん生まれたばかりの赤ちゃんが亡くなるのは悲しい出来事ですが、病室にあふれる新しい命を迎えた喜びも感動的です。
再生回数を稼ぐためなら何でも晒して良いのか?という倫理的な問題は確かにあります。
でもこのVlogを辛い出来事を追体験できるという意味では教訓的でもあるような気がします。
決して見ていて楽しい動画ではありませんが…
皆様もよろしければ是非に。