滇西小哥 動画についての本人コメント【香肠】
滇西小哥が公開した2025年1月8日の動画は大魚大肉シリーズの第10回で、香腸(ソーセージ)が特集されています。
YouTube版の再生時間は18分31秒であるのに対して、bilibili版の再生時間は19分17秒となっています。中国国内では一般的な豚の解体シーンが、国外では刺激の強い動画として受け止められることを踏まえて一部編集を加えているようです。(久しぶりに見てびっくりしました…)
微博では1月8日に動画への本人コメントが投稿されています。
以下は素人訳なので自己責任でご覧ください。
▼以下本人によるコメントの翻訳
あっという間にまた食べ頃の「杀猪饭」の季節がやってきました。寒い冬のこの特別な行事は、いつも温かくて安心感を与えてくれます。一頭分の肉を保存し、家族みんなが大好きな麻辣味のソーセージを軒下にたくさん吊るすだけで、一年を通じての安心感が得られます。
杀猪饭
「豚を屠るご飯」は、西南地方の農村地域において、冬の間に行われる非常に重要な儀式的行事です。毎年、この日を心待ちにしています。
多くの家庭では、豚を処理するための専用の「かまど」を家の前か後に掘ります。これは、湯を沸かして毛を剃ぐのにとても便利です。
過去には我が家でも庭で処理をしていましたが、狭くて掃除が大変でした。今年は平さんの豚小屋のすぐ外に新しいかまどを作ったので、作業がスムーズに進みました。
豚は平さんが事前に選んで取っておいてくれたもので、今年は2頭も屠りました。どちらも私たちの家の大王よりも大きいほど立派な豚です。
ウチで買っている大王と来福は、毎年豚を屠るときに一緒に来るようにさせています。家の中に閉じ込めておくことができません。
父は言います。「犬も子供と同じだよ。みんな殺猪(豚を屠ること)を楽しみにしているんだ。他の家がやっているのに、うちだけやらなかったら、犬たちも『今年は家計が苦しいのかな』って思うだろう?」と。
確かに、父の言い方は少し大げさかもしれませんが、愛する気持ちが理性を失わせるものです。彼らがどれだけ邪魔をすることがあっても、私たちは毎年彼らを参加させています。
実際、犬たちは本当に嬉しそうで、何か手伝おうとしているようですが、私と阿霞の手は引っ張られすぎて、もう手がちぎれてしまうかと思うほどでした。
豚を屠る日の食事は一番シンプルです。
その日に作るご飯は1番作りやすいです。各部位の肉を少しずつ取り、煮るものは煮、炒めるものは炒めます。基本的には毎年同じような料理を作ります。
大事なのは、手早く食事を作って、手伝ってくれた近所の人や親戚に新鮮な料理を提供することです。食材自体が新鮮なので、塩さえあれば美味しく仕上がります!
食事が終わったら、すぐに次の作業が始まります。この日は親戚や友人が集まって手伝ってくれます。食べるために忙しくしているような感覚になります。
たくさんの塩を振った肉をその日に処理しなければなりません。骨付きの部分のリブは切って準備。 豚脂は刻んで油を抽出。豚の頭や足は焼いて塩漬けに。油底肉(油漬けにする肉)は分割。香腸(ソーセージ)を作る肉は洗浄……これらの細かい作業はすべて人手が必要です。
これまで、豚を屠る日の食事や、豚肉のさまざまな部位の保存方法については皆さんとシェアしてきましたが、実はまだ紹介していないこともたくさんあります。
香腸
香腸は毎年欠かせないもので、特に代表的な存在です。そして、これが一番最初に食べきってしまうほど人気があります。
我が家では毎年、麻辣香腸(辛くて痺れる味のソーセージ)、五香香腸(5つのスパイスを使ったソーセージ)、豆腐血腸(豆腐と血を使った腸詰め)の3種類は必ず作ります。
これらは屠った当日に仕込みます。
他の調味料は好みで調整できますが、塩だけはしっかり量ります。10斤(約5kg)の肉に対して120gの塩が基本の配合です。これで間違いありません。
香腸は通常、十分に乾燥させるまで20日ほどかかりますが、うちではまだ完全に乾いていない状態でも食べ始めてしまいます(笑)。
ピザを焼いたら、本来丸い形のものが四角くなってしまいました(笑)。でも、味は最高です!私たちが大好きな味です。(ただし祖母は例外で、チーズを見ると「鼻水みたい」と言って食べません)
施甸地方では、この時期になると必ず自家製のピザのようなものを食べます。年末から新年にかけて、何度も作り方を動画でシェアしてきました。
材料は糍粑(もち米団子)に似ていますが、こちらは普通のお米を使います。
大きな餅を細かく切り、香腸や卵やハムと一緒に炒め、サヤエンドウや野菜を加えた「雑菜湯」を作ります。
これが施甸地方の人々にとって忘れられない正月の味です。
香腸が十分に乾いたら、それを一つ煮て、綺麗に盛り付け、家にある野菜と一緒に炒めてご飯を炊きます。これこそ、豚を屠った後の特権と言えるでしょう。
今では私は真っ当な「家郷宝」*1になりました。たまに出かけたとしても、四季を通じて春のような天気が続く故郷と、この独特の腊肉(ラーロウ、保存肉)の風味が恋しくなります。
<翻訳終わり>
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