ガラパゴスの蛙

ネットに漂うあれこれ

ポーランドよりヴィンテージファッションを発信する『Karolina Żebrowska』

今回紹介するのはポーランド在住で18世紀から20世紀までのヴィンテージファッションをメインに発信する『Karolina Żebrowska(カロリーナ・ゼブロフスカ)』さんです。

 

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YouTubeのチャンネル登録者数は42万人。Instagramでは7万6千人を超えるフォロワーを獲得しています。(2019年9月現在)

www.youtube.com

www.instagram.com

 

カロリーナさんは現在ポーランド在住ですが、英国への留学経験もあり流暢な英語を話します。

 

ヴィンテージファッションといっても、当時の最先端ではなく庶民のおしゃれにフォーカスした動画が多めです。

 

そんな彼女が一躍有名になったのが2015年に投稿されたこちらの動画。 

20世紀・ポップカルチャーとしてのファッションではなく、その時代を生きた女性の姿を再現した動画が世界的に有名になりました。

 

どこかのウェブメディアが制作した動画だと思いこんでいたのですが、カロリーナさん自身がリサーチして作り上げた作品だったようです。

 

YouTube上での活動は現在に至るまで数年続いていますが、実に様々な時代の女性のファッションを研究しています。

 

例えばこちらの動画では1770年代の労働者階級のファッションを再現。

 

美容系Vloggerの十八番「GRWM(Get Ready With Me)」も彼女の手にかかれば19世紀半ばのスタイルに大変身。

 

ヴィンテージファッションのコスプレが好きな人なんでしょ?とレッテル貼りしたくなりますが、カロリーナさんが動画の中で着用しているものは全て当時の物そのままなんだそうです。

 

そんなファッションアイテムが21世紀も中盤に差し掛かろうという時に買えちゃうの?

 

そんな疑問にこちらの動画で答えてくれています。

 

まず、ヴィンテージファッションの入手先はInstagramを通じて情報を集めるそうです。どうやらヨーロッパ各地の古着やアンティークを扱うお店には様々な年代の衣料品が眠っているらしい。

 

ネットで購入しようとすると必ず直面するのが「値段」の問題。

 

ヴィンテージやアンティークという言葉が付くだけで値段が高くなりがちですが、デザイナーや服自体のスタイルの珍しいかどうかで適正価格を判断するそうです。

 

何と言っても避けられないのが服の傷み。

 

数十年、時には百年以上も前の服を買うとなると穴が空いていたり、裂けていたりすることもあります。

 

基礎的な裁縫技術はもちろんのこと、時にはreddit第一次大戦中の服の取り扱いについて調べることもあると語っています。

 

ヴィンテージファッションの第一人者としての立場も、様々な失敗や経験を通して少しずつ積み上げてきたことがわかります。

 

カロリーナさんは自分で服を着るだけではなく、欧米の歴史ドラマをコスチュームの視点から批評する動画も投稿しています。

とにかく非常に興味深い。

 

個人的に驚いたのはInstagramが最新ファッションだけでなく、ヴィンテージやアンティークの情報発信にも使われていることです。

 

このコンセプトは間違いなく汎用性がありますね。

 

世界中の様々な国や文化圏の時代を越えたファッションを見てみたいものです。

 

ちなみにカロリーナさんは笑いのセンスも抜群。

 

こちらの動画では「18世紀の女性のレディらしからぬ行動」を披露しています。

 

 そのドレスでコカ・コーラにポテチ(笑)

 

皆様もよろしければ是非に。