李子柒がForbes中国版で50人のオピニオンリーダーの1人に選出される
李子柒の快挙が止まりません。
2019年9月5日に『Forbes(中国版)』で公開された注目すべき50人のオピニオンリーダーの1人に李子柒が選出されました。
これって凄くないですか?
記事の内容を簡単に訳してみます。
幼い時に両親から離れ、父親は早くに死去。祖父母に育てられて成長した李子柒。祖父が田舎の料理人だったことが、彼女の心に「美食」の種を植えつけることになった。祖父が亡くなった後、生活のために14歳で学校を辞めて働きはじめる。2012年に祖母が病気で倒れたことから、全てを捨てて田舎に戻った。
2016年3月、李子柒はショートビデオをスタートして、「美拍」というプラットフォームに投稿を始めた。撮影や編集がそれほど上手ではなかった李子柒は自分の心の赴くままに記憶の中の料理を撮影していく。《上方鸡枞》《手工老月饼》《刀削面》などの伝統的なグルメ動画が、多くの人の記憶を呼び覚ますことになった。
次の年の11月に《兰州牛肉面》を公開した後、李子柒の各動画の再生回数は500万回以上を安定して稼ぐようになった。さらに次の年の4月に公開した《秋千》は24時間で1000万回以上再生された。累計再生数は1億回を越えている。その後《豆瓣酱》《造纸术》《汉妆》などの動画は平均で5000万回の再生数を維持している。《面包窑》は既に2.8億回再生されている(以上は全て微博だけの数字)。YouTube上でのチャンネル登録数は485万に到達。総再生時間は15.1億分、”東方からやってきた神秘的なパワー”とも呼ばれている。ある人は冗談で、李子柒のYouTubeチャンネルでCNNとBBCの半分に相当するとさえ言っている。
2018年、李子柒は正式に美食ブランド“李子柒”をスタートさせた。このブランドは「新しい伝統とスローライフ」をテーマに人々に中国の伝統的なグルメを届けている。公式ネットショップは開設初日だけで2000万元(約3億円)を売り上げた。同時に彼女は故宮食品、胡庆余堂、テレビ番組《国家宝藏》とも提携。さらに今年はマレーシアの王室にも招かれた。
<書き起こし終わり>
Forbesで選出されるとは、日本のYouTubeファンにとっては寝耳に水。
でもそれだけ中国社会への影響力が大きいのかも。
心無い批判の声もネット上には多数存在する一方で、持ち上げる人たちは徹底的に持ち上げる。
もう完全に時代の寵児じゃないですか!
この調子だと李子柒界隈では2019年内にまだまだ大きな動きがありそうですね。
引き続き彼女の動向をウォッチしていきましょう。