ガラパゴスの蛙

ネットに漂うあれこれ

福島原発事故で立入禁止となった地域を『Exploring With Josh』が取材

廃墟探検で有名なYouTubeチャンネル『Exploring With Josh』が東日本大震災の被災地を訪れた様子を公開しています。

今回は被災地の中でも原発事故で廃墟となった地域を取材しています。

 

50分近くある動画ですが見どころ満載です。

 

彼らは二年前から交渉をスタートし、遂に撮影許可が降りたそうです。

 

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メインキャストの二人は立ち入り禁止区域に興奮しつつも無数の悲劇の現場として敬意も表しています。

 

捨てられた老人ホーム・中学校・結婚式場・町の時計屋など様々な場所に足を踏み入れています。

 

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 建物の中には生々しい人々の生活の痕跡が残り、全てを捨てて住民の方々避難していった様子が伝わってきます。

 

さらに地元の家族へのインタビューも敢行し、その模様はネット番組で放送される予定のようです。

 

震災から8年が経ち日本の人々の関心も薄れていく中で、YouTubeというメディアで原発事故の影響を発信することには大きな意義があるように感じます。

 

っていうかこんな映像を今の日本のメディアでも放送できるのかね?

 

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 マスクは防塵目的での着用であり、立入禁止区域の放射線量は危険なレベルではないと繰り返し強調されていました。

 

若干BGMの演出が不穏すぎる印象も受けましたが、全体を通して被災地へのリスペクトと現状が鮮やかに描かれている動画でした。

 

蛇足ですがメインキャストの二人がやたら日本の自販機に反応していたところが笑えました。

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 「こんな飲み物みたことないぜ!見てみろよ!」と紹介されたのがこちら。

 

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特撮ファンでもない限りこのデザインはわからないよね。。

 

今回の『Exploring With Josh』は立入禁止区域の“いま”を知ることができる素晴らしい動画でした。

 

そして撮影に協力した現地コーディネーターの働きに拍手!

 

皆様もよろしければ是非に。

 

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