タイから農村のグルメと暮らしを発信する『Cooking With Sros』
今回紹介するのはタイからヴィレッジフードと農村Vlogを発信するチャンネルです。
2018年初め頃から動画投稿をスタート。チャンネル登録者数69.2万人。(2020年3月現在)
Srosと名乗るこの女性が動画のメインキャストです。
ベトナムやカンボジアでも類似チャンネルが存在していますが、『Cooking With Sros』が圧倒的に違うのはSrosさんが英語を話せることです。
冒頭は必ず「Hello everyone, welcome back to my channel.」の一言でスタート。
料理の作り方も英語で説明するのでコメントを書き込む視聴者も自然と英語が多くなっています。むしろタイ語が少ない。
動画本編でもその下の概要欄でも撮影地には全く言及されていませんが、唯一チャンネル概要ページで「場所:タイ」と書かれています。
撮影地の田園風景が印象的ですが海産物も食材として頻繁に登場しています。
今流行の「アジアの農村×英語の発信力」があるとはいえ、たったこれだけで69万人を集められるのだろうか?
この疑問は動画を再生回数で並べ替えると一瞬で解決しました。
ここからは閲覧注意です!
再生回数が860万回を超えているのは巨大な海貝(海に生息するカタツムリの一種)を調理する動画。
最後は至って普通の春雨サラダが出来るのでゲテモノ感はありませんが…
なにしろサムネイル画像のインパクトが強い。
再生回数560万回を超えているこちらの動画ではカブトガニを調理。
これって食べていいんでしたっけ?
茹で上がったカブトガニを解体するとそこには内子がビッシリ。
「It looks yummy!」 と声を上げています。
こちらも食材のインパクトが大きいですが、出来上がったのは普通の料理。
果たして狙っているのか、数ある食材の1つなのかは全くわかりません。
実はSrosさんにはもう1つ動画チャンネルがあります。
こちらも2018年初め頃からスタート。チャンネル登録者数は16.2万人と若干少なめです。(2020年3月現在)
2つのチャンネルは同時にスタートしたにもかかわらず、内容はほとんど同じヴィレッジフード系の動画が並んでいます。
しかし2020年に入ってから『Sros Yummy Cooking Vlogs』のテイストが大きく変わります。
遂に中国農村Vloggerスタイルでの動画製作が始まったのです。
もちろん最終的には料理を作るのですが、今まで映らなかった家や家族の姿も少しずつ見られるようになっています。
さらにドローンでの空撮が加わることによって農村のスケール感が一気に大きくなったような印象を受けます。
ゲテモノ料理動画から本気の農村Vloggerへとシフトしていくのかと思いきや、『Cooking With Sros』と『Sros Yummy Cooking Vlogs』の更新頻度が全く変わらないのも驚きです。
現在、チャンネル登録者数100万人を目指しているといことも関係しているのかもしれません。
これから多くの人のおすすめ動画に表示されることで注目を集めることは間違いないでしょう。
皆様もよろしければ是非に。