李子柒 最新動画についての本人コメント【藍染】(2020/03/23)
李子柒が藍染めに挑戦する最新動画への本人コメントが公開されました。
動画公開直後に微博に投稿された文章が百家号に転載されました。
今回もこちらの内容を中国語から日本語に意訳してみたいと思います。
素人訳に加え、李子柒の文章にはかなりのネットスラングや単語の省略があります。
どうぞ自己責任でご覧ください。読みにくい部分もご了承願います。
写真はすべて李子柒の百家号からの転載です。
2020年3月23日投稿:
『青地に白い花、一株の藍草で中国伝統の色彩を染める』
今回が更新まで最も期間が空いた回かも知れません。
毎日時間通りに起きて、ご飯を作り、雑用をする。
夜は祖母と一緒にテレビを見る。
毎日このように過ごしています。
細かく数えたことはありませんが、今回は怠けてこんなに長い間更新しませんでした。
どおりでみんなのことをこんなに考えてしまうわけだ。
ハハハハハ、鳥肌が立ったでしょ。
でも、本当にみんなのことを考えていました。
元気でしたか?気をつけて暮らしていたんでしょうね。
聞き分けが良く、言うことを聞く人でないといけません。疫病が流行している期間は気をつけてください。
この藍染の動画は昨年の夏に撮影を始めました。
でも植え始めるのが遅くなってしまいました。
春の終わりに苗を育てたのですが、暑すぎて苗がうまく育ちませんでした。
植え替えてもうまくいかなかったんです。
それで途中で収穫して染料を作ったのですが撮影はしませんでした。
収穫後の二番生えはもっと悪かったです。
撮影するほどではありませんでした。
それで動画の中の藍草は、染料作りを教えてくれたお爺さんが収穫したものを使いました。
きっと”青は藍より出でて藍より青し”という言葉を聞いたことがあるでしょう。
”藍草”を目にしてこう書いたそうです。
藍(染料)は蓼草(蓼藍)から作られているのに蓼藍よりも青い。
藍を作れる植物はたくさんあります。
わたしの蓼藍はうまく育ちませんでした。
それで無理やり育てました。
蓼藍の種に細かい泥を混ぜて植えます。
時期が来ると植え替えします。
葉っぱが太陽の光を受けて藍が見えるようになると収穫します。
最初にに生える蓼藍で作る染料が最も質が良いです。
動画の中収穫していたのは秋に花を咲かせた一番最後に生えてきたものです。
最初に生えてきたものに比べると品質はとても普通です。
ここに注目して見てもらえますか、
蓼藍から染料を作る過程です。
そうじゃないと私も撮るのが億劫になります。
蓼藍を収穫した後、水につけて色を出します。
夏場の気温なら2日漬けます。
出来上がった液体を濾過して不純物を取り除きます。
それから灰を入れてかき混ぜます。
この過程が言い伝えの中の打靛です。
液体が酸素と混ざって藍色になったら出来上がりです。
この過程では休まずかき混ぜなければなりません。
その後、樽の底に藍色を沈殿させます。
更に不純物を濾過します。
これが草木染めをする時に使う“靛”です。
靛蓝とも呼ばれています。普段はこれを藍泥と呼んでいます。
動画では30キロぐらいの草が最後には2缶になりました。
だいたい2キロにもならないぐらいです。
花を咲かせた藍草がとても少なかったのです。
正常な状況なら30キロで4キロの藍泥が取れます。
前の夏に取れたのも含めて今年の春に甕にいれると、大体足りるぐらいの藍泥になりました。
(染料の)甕をつくる。
伝統的な方法と化学的な方法の2種類があります。
化学的なものにはアルカリと還元剤を入れています。
すべての材料を混ぜ合わせるとすぐに染めることができます。
伝統的な方法は時間がかかります。
藍泥を35℃前後で希釈してからお酒を加えます。
それから藁を燃やして出た灰を加えて保温しながら発酵させます。
動画の中の甕は新しく作り直したものです。
昨年の甕は冬の間に不注意でダメにしてしまいました。
新しい甕は保温に気をつけます。
(とても寒い日が2日間あったのでカイロを貼りました)
5日間おいて初めて動かすことができます。
うまく発酵できた甕には命が宿ります。
こんなに美しいのです。
表面の奥深い青紫は美しい銀河のようです。
その後、毎日撹拌して液体が緑色になればOKです。
これ以上話してもあまり意味がありません。
布を染める時は必ず自分でやらなければなりません。
そうすることでコツをつかむことができます。
もちろん、染められるかどうかは別の問題です。
藍染の前では私はまだまだです。
ちょっと話しすぎました。
では続いてポイントを押さえましょう。
甕を熟成させている間に藍染の模様を作ります。
1000年以上の歴史があり現代まで保たれています。
この辺は百度で調べられるのであまり書きません。
藍染の花柄の原理はこうです。
熟した大豆の殻を取って粉にします。
石灰を加えて撹拌し、滑らかになったら防染材にします。
染める時に防染材を塗ってあると色が付きません。
布の上の藍色に花柄が出来上がります。
私の寝室からトイレに続く通路には仕切りがありません。
それでカーテン(のれん)をつくりました。
ろうけつ染めでないと私の欲しい色の変化が出ないのでろうけつ染めにしました。
これも国家レベルの文化遺産です。
ろうけつ染めの前でも私はまだまだです。
苗族、布依族(少数民族)が得意としています。
こだわりがたくさんあります。
例えば蝋石と蜜蝋、蝋液の温度、蝋の付け方や速度などです。
いつも温度の調節がうまくいきません。
でも染めることができました。コメントは閉じましたよ!!
(※开炸掉で動画の弾幕表示、つまり視聴者のコメントを切るという意味があるようです。出来栄えにとやかく言うな!と冗談交じりのメッセージなのかも)
花柄が少しずつできたのはろうけつ染めを使ったからです。
布団カバーも染めました。6回しか染めていないので色が薄いです。
細い花柄の布も染めました。これで春物のパジャマを作りました。
今着ると少し寒いです。
祖母にも春物のシャツを作りました。
やっと最後まで来ました。
リストのやることを全部完成させました。
時間のかかる過程ですね。
時間ができたら改めて詳しい内容を整理したいと思います。
藍染について、私が書いておきたいのは、愛ですね。
ご褒美のキスがほしいです。
私を甘やかしてくれて、皆さんに苦労をかけていますね。
(※恐らく2ヶ月の沈黙で心配させたことを言っているの)
更にあるとすれば、安全に注意してください。
よく手を洗い、通風、人が密集するところに行ってはいけません。
私たちみんなで頑張りましょう。
(コロナウイルス)への勝利のために更に引き続き努力しましょう。
皆さんのことを愛しています。
么么哒!
<記事の終わり>