ガラパゴスの蛙

ネットに漂うあれこれ

李子柒が自身について語る「なぜネット上のデマを相手にしてこなかったのか」

改めて李子柒に関する記事を読んでいると、本人がメディアの取材で答えたもの以外に何か参照元があるのでは?という疑問が湧いてきました。

それで調べてみたところ多くの記事が李子柒の微博をもとにしていることが判明しました。

2017年5月13日の投稿です。

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ごめんなさい…
私の動画は一時的に更新をストップします……
(これは負のエネルギーが爆発している微博です、気をつけて開いてください…) 

 ネット上の誹謗中傷に耐えられず一時的に更新を中断するというアナウンスをしています。

この投稿には合計9枚の写真が添付されています。2017年当時にネット上で飛び交っていた李子柒に関する噂やデマに対して、かなりの文字数を割いて本人が回答しています。

この文章の中に撮影チーム、劉同明との出会い、動画制作にかける思いなどが綴られていました。

長文になるので写真を1枚ずつ日本語に訳していきたいと思います。

写真の1枚目は「動画投稿のスタート時から2017年に至るまで、なぜネット上の噂やデマを相手にしてこなかったのか」という話題について扱っています。

素人訳なので自己責任でご覧ください。

<画像1枚目の文章>

以前から動画更新をストップする方法をたくさん考えていました。
撮影に疲れたからカメラの前に立ちたくないとか、生涯を託せる人に出会って子どもができたとか。もしくは今よりも興味が持てるライフスタイルを見つけたとか。
どれも私の今の状況とは違います。。。

 

6歳の私は、継母に髪の毛を引っ張られてドブに落とされたり、殴られて今にも死にそうになり、一滴の涙さえも流れませんでした。
この時、目が腫れた顔にこの文字が浮かびました。
私は努力して静かな生活をするんだ。
今自分がどれだけ醜いかよく知っている。
唇はささくれているけど今の気持ちを押さえられない。

───彼らが傷つけたのは、私が命をかけて守りたいあの人だった!!!!!!

 

私に注目してくれる人が増えるにつれて、ネット上に私に関する噂が出回ったことは少なくありません。
さらに攻撃したり、デマや中傷したり………
例えばこんな風に:

質問サイトへの投稿:ひと目で大きなチームで撮影していることがわかった。彼女は表に出ているだけだ。どんなにたくさん料理を作ろうと、全部別人が作っている。まだ彼女は1人で撮っていると言う。恥知らず!あんなにキレイな料理ができる?そんなことが可能か?

 

上の投稿へのリプライ①:ひと目で背後のチームの大きさがわかった。いわゆる古風女子など笑わせるな。

 

上の投稿へのリプライ②:背後に必ずチームがいる。彼女が三脚で撮っているとの主張を時間をかけて研究したが、三脚で自撮りなど不可能だ。

 

別の投稿:こんなにキレイな動画は専門チームが撮ったもに違いない!どうやって1人で撮れるというのだ。チームがいるのに、どうしても自分で撮っていると主張する。本当にむかつく!

 様々な”専門家”が”専門”的にカメラを何台使っているか、どんな専門機器を使っているか分析しています。
これはとても正常でしょう。でも彼らには理解できません。
本当に1人で撮ることなど出来ないと思っていのるかもしれません。
人にはそれぞれ考え方があります。私は自分のやるべきことをやるだけ。
私を理解しない人が何を言おうと、それは重要ではありまえsん……
一部の人が故意に中傷してきたとしても、前後に矛盾のある物語を偽造しても、苦笑しなが「こんな人は少数だ。怒る必要はない」と自分を慰めるしかありません。
こんな例もあります:

匿名アカウントの発言①:李子柒の友達と弟のコメントを読んだ。人としての資質がとても低い。

 

匿名アカウントの発言②:そのとおり、私は李子柒の会社のメンバーを偽っているんだ!アカウントをころころ使い分けて話題を作り、互いに攻撃し、李子柒を褒めたりけなしたり、蒲小花や富貴琵琶侠は全部わたしのアカウントだ。ハハ。

 

匿名アカウントの発言③:李子柒に疑念を挟めないなら、汚い言葉で罵る。これが背後のチームの存在をさらに証明している。李子柒の家族や友人の資質は本当に低い。

 去年の3月からグルメ動画を撮りはじめて今日で一年ちょっとになります。
多かれ少なかれ苦労し、傷つけられ、誹謗中傷され、さらに同業者に陥れられる。
一貫して後悔はしていません。
私は一貫して潔白であり説明の必要はありません。
自分のことのように私を守ってくれるたくさんのフォロワーたちのために、動画を公開するとすぐに自分の作品のように支持してくれる人々のために、熱烈にリツイートやコメント、いいねしてくれる愛すべきフォロワーたちのために。
彼らは本当に私の動画を好きでいてくれます。
彼らの愛と信頼のために、私は動画を撮り続けなければなりません。

 

でも今日、おばあちゃんの手からポタポタ血が流れているのを、友達が私のために涙を流しているのを見ました。
初めて、初めて私李子柒が馬鹿馬鹿しく、哀れで、かわいそうに思えました!
自分が高潔で、(批判を)意に介さない人だと思いこんでいました……
でも実際は私の家族を傷つけていたんです。
私を心配してくれる友達や、私を愛してくれるみんなを……

今日、新しい動画を撮っている時にまた胃腸炎がぶり返してきました。痛みで汗が出てきました。おばあちゃんは年をとっているので私を病院に連れていけません。ただ看護師の友人に電話をかけてウチに来てくれるように頼むことしかできませんでした。以前に暑いさなかで撮影していて熱が出たときも彼女が助けに来てくれたんです。彼女が注射を打ち点滴をしてくれました。それから怒られました。”動画のために命をかけるな。これからは相手にしない…”毎回病気になると怒られて、彼女は怒ることに慣れ、私もそれに慣れてしまっていました……

 

それからネットのデマの話になりました。”あなたはこれだけ犠牲にしているのだから、ネットのデマや誹謗中傷など何になる”と彼女は言いました。それから彼女は話すうちに興奮していきました。’某乎’(知乎、中国の質問サイト)で長文の私に関するデマを見つけ、少しだけ説明してくれました。彼女を含む私を擁護する人々は私のチームを隠している、と書かれていたようでした。彼女は怒って悪態をつきました。私には人としての素質がない、裏表がある、XXX等、聞き捨てならない言葉……最後に彼女は辛くなり、私のそばに座って涙を流していました……

 

心が本当に痛みました。1人もフォロワーがいない頃から、何日もかけて撮った動画に誰もいいねしてくれない頃から今まで、彼女はずっと私を見ていてくれました。私が病気の時はいつも彼女がいました。この一年を私がどのように過ごしてきたのか彼女は知っています。彼女がどれだけ辛いか私には分かります。してあげられることは何もありませんでした。彼女を慰め、それほど大事ではない、少し寝れば良くなるとしか言えませんでした………

 

そこへおばあちゃんが入ってきたんです。咳止め薬と白湯を持ってきてくれました。何も言わなくても、明らかに彼女の表情がおかしいことに気づきました。頭の中に1つの考えがよぎりました。私たちが話していた内容が聞こえていたのか!当時は小花(看護師の友人)を慰めていたのでそれほど気にかけていなかったのですが……外で金属の落ちる音が聞こえました。小花が飛び出していってまた戻ってきました。彼女は言いました。「おばあちゃん手にケガしてる……」

 

点滴を抜いて駆け寄ると、80歳の老人の左手が赤口に染まっているのが見えました……目に涙をため、傷口も落とした刃物も意に介さず。ただ前を見ていた……その瞬間わかりました。聞こえていたんです。それで草刈りの最中にボーッとしてケガしてしまったんです。一緒に暮らしてこれだけ長くなるのに、おばあちゃんの動き、目の表情に気付かなかったとは!!!自分をひどく責めました!!!!私の心の最も愛する人、全てを捨ててでもそばにいて守りたい人が……私の勝手な行動で間接的にケガをさせてしまった……私と小花がおばあちゃんに包帯をしていると、おばあちゃん振り向いて言いました。「これからは少し節約しよう、他の仕事をしなさい………」

 

どんな言葉でその時の気持ちを表現すればいいか。心が痛くて、何度か深呼吸しても収まりませんでした。泣いているのを見られたくなくて、ガーゼをしてあげるふりをして下を向きました。でも目には何も見えていませんでした。

 

以前はおばあちゃんが生活の心配をしないように、最初からすべての動画はお金になると説明していました。(100万人のフォロワーになる前から毎日十数の広告会社から連絡があった。でも1つも受けつけず、収入もなくコストばかりかかっていた)それでおばあちゃんは私が動画を撮っているのを仕事だと思っていました。毎回1人で早朝から出ていき朝の3時4時に帰ってくる。家の庭は大きいので両足が棒になったように痛みます。毎回食べるのを忘れていると、おばあちゃんは黙ってご飯を温め、お湯を沸かして待っていてくれます。動画編集で1日部屋から出ない日も、おばあちゃんはできたてのご飯を時間の経ったものと取り替えてくれます……文字を打っていると自分の耳を引っ張りたくなります!!!口では孝行と言いながら、私は一体何をしているんだ???


私がネットに上げている動画が周囲の人を傷つけるなど考えたこともありませんでした。それで以前はデマを相手にしませんでした。「どうやって撮影しているのか?」と聞かれれば「三脚で撮っている」と答えました。結果として大多数が信じてくれない、疑念を投げかけてくる、さらに誹謗してくる。それで返信することが億劫になりました。どのように考えようがその人の勝手。自分が良ければそれでいい。でも今はどうだろう?説明せず、無視した結果、デマがどんどん増えてきました。友達が私のために怒っても逆に罵られる。フォロワーが私を擁護すれば逆に”愚か”と言われてしまう。私が最も愛する人の心が傷つきケガまでしてしまう。全ては私が反論しなかったから……

 

でも今日は……話しましょう。私が本当に金で作り上げられた”网红”(ワンホン、ネットインフルエンサー)なのか、カメラマンを使っているのかどうか、撮影チーム、替え玉をまだ認めないのか、大きなアシスタントチームが存在しているのか、ヘアメイクチーム、小道具チーム、編集チーム、私を取り巻く広報チーム、私を世話するおじさんがいるのか…

うん、これは話さなければなりません……

<次回に続く>

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