今注目してる人:トム・ミッシュ(2019/1/17)
年末から年明けにかけて、ラジオやSNSではミュージシャン・DJ・巷の音楽好きの皆様が2018年ベストを発表しています。
中でも沖野修也さんとRHYMESTERのDJ JINさんのお二人が共通して挙げていたのがトム・ミッシュでした。
"1995年生まれ ロンドン発の期待の新鋭!"という紹介がベターなのでしょうが、そもそもまだ若いのにどうしてこんなに音楽センスが良いのだろう?
そんな疑問に少し答えているようなインタビュー記事を見つけました。
そもそも父親はバイオリンを演奏するような音楽一家に生まれ育ち、物心つく頃にはクラシックに触れていたそうです。
クラシックやオペラのコンサートに連れて行かれるのは嫌いだったけれど、初めに覚えた楽器はバイオリン。
お姉さんの影響でギターにハマるようになり、6歳でデジタルでビートを作ったりすることを始めたそうです。
幼いころからクラシックに囲まれて育ったのに、次第にジャズに近づいていった理由も答えています。
コードやハーモニーにいつも興味があって、中学校のゴスペルのピアニストの演奏に影響を受けたそうです。ゴスペルのカラフルな音楽性に感銘を受けたと語っています。
そして、重要なポイント。
お姉さんの元カレがヒップホップとジャズを教えてくれたと。その人、アナログレコードのコレクターだったそうです。
結局は姉ちゃんかよ!とツッコみたくなりますが、それを本人なりに消化して、20代とは思えないオリジナリティを確立しているところが彼の才能ですね。
Rhythm Rouletteではランダムに選んだアナログレコードから新しいトラックを制作しています。
ギターを弾いてハミングしだす段階で”トム・ミッシュ印”の押されたトラックになっています。
今後のリリースに期待です。