欧米のvloggerによる「出産動画」はトレンドになるか?
欧米のVlog界隈をウォッチしていると目に留まったジャンルが「出産動画」です。
出産シーンを含む医療関係の動画などは古くから投稿されているようですが、ここ一年の間に数本の自宅出産Vlogがネット上で公開されています。
そこまで晒していいんかい!とツッコみたくもなりますが、英語圏では圧倒的な高評価を獲得しています。そもそもアメリカでは妊娠すると病院出産or自宅出産の選択肢が必ず提示されるそうです。
自宅出産を選んだ夫婦は助産師の手厚いサポートを受けて出産までの日々を過ごします。見ていてハッピーな気持ちになるかドン引きするかは人それぞれですが、大きなトレンドになる可能性を秘めている気がします。
そんな出産動画の中から幾つかを紹介してみたいと思います。
・Dear Greyson,
98年生まれのアレックス・クルーチェさんが10代の妊娠・結婚・子育ての様子を紹介するVlogです。YouTubeチャンネルは2019年現在、32万人の登録者数を獲得しています。
このチャンネルでは2019年4月28日に第二子を自宅のバスタブで水中出産した様子を公開しています。
・Sarah Therese
95年生まれのサラ・テレーズさんはカナダ在住のコスメ・ファッションVloggerです。
2019年現在、チャンネル登録者数は67万人を超えています。2018年12月の動画で家族と助産師に見守られながら第二子を水中出産した様子を公開しています。
・JINTI FELL
90年生まれの オーストラリア在住の女性のVlogです。改造した小型バスで家族三人、オーストラリア全土を旅しながら動画配信をしています。2019年現在 44万人のチャンネル登録数を獲得しています。このチャンネルでは2019年3月に第二子を水中出産した様子を動画におさめています。驚くべきは事の一部始終をノーモザイクで撮影しているところ。最後は自分で赤ちゃんを引っ張り出す!
こんな感じで欧米のVloggerは自宅・病院を問わず出産の様子をどんどんネット上に公開しています。
もちろん文化的な背景や産婦人科・助産院のサポート体制なくしては成立しないわけですが、いずれ日本の有名配信者も出産動画を公開する日が来そうですね。
あらゆるプライベートな出来事が切り売りされていくことに若干抵抗を感じますが、これも時代の流れなのでしょう。
「出産動画」ジャンルの成長を引き続き注目したいと思います。