李子柒 最新動画についての本人コメント【腊肠煲仔饭】

李子柒が微博とbilibiliで最新動画を公開しました。（YouTubeでは1月12日公開）

「燻製風味の土鍋ご飯と豚レバー入りの鶏スープが出会う時。また物語があると思った？やっぱりありません！」

 1月8日、微博での公開に合わせて李子柒が長文コメントを投稿しています。

今回はそのコメントの意訳に挑戦してみたいと思います。

もともとは新商品の宣伝をするつもりだったのに、結局は昨日の年末セールがスタートまでに編集が間に合いませんでした。
それで新商品のリンクはこの動画につけてあります。

燻製は何度も作ったことがあります。
四川伝統の味付けや、醤油で味付けたものもあります。
今回は異なる方法で燻製にしました。

一般的な燻製は温度の違いによって、冷燻・温燻・熱燻に分けられます。
通常、冷燻は30度以下。
30-50度は温燻。
50-80度は熱燻、80度以上を烘燻と呼びます。
四川省綿陽の平武北川地方では毎年の年末に家ごとに豚を潰します。
塩漬けの干し肉を台所の屋根に吊るします。
この辺は寒く、冬は火を焚いているので、暖を取りつつ肉が燻製にされていきます。
それでこの地域の干し肉もとても有名です。

今年はこの方法を少し改良してみました。
我が家では今年は豚を育てなかったので、前もって親戚にお願いして豚を半分譲ってもらいました。
半分でもウチでは食べきれないのですが、干し肉にすれば民国（李子柒のアシスタント）も実家に帰る時にお土産にできます。

それぞれの家庭で腸詰めの味つけは違うので正確ではありませんが、大体の方法を紹介します。
興味があれば自分で試してみてください。

肉5キロの場合です。

川味（四川味）ソーセージ：
肉5キロ　塩150-200グラム　白酒100グラム　砂糖50-100グラム（家庭の味に合わせて）唐辛子粉、花椒粉各50グラム、胡椒粉30-40グラム。

广式（広東味）ソーセージ：
肉5キロ　塩150-200グラム　白酒125グラム　白糖100グラム

レシピは簡単です。混ぜて、腸詰めにして、紐で縛り、空気穴を空けて、風通りの良い場所に3,4日吊るします。（冬の場合）

おばさんに豚のレバーも分けてもらいました。
家に卵黄の塩漬けがあったので、豚レバーと一緒に料理にしました。
これは本当に神がかり的な旨さです！
作るのは簡単です。
卵の塩漬けから卵黄を取り出して、レバーの中に入れます。
内側と外側に塩を塗り込んでから口を閉じて燻製にします。
風通しの良い場所で干したら、煮込みます。
切り分けたら一皿食べてしまいますね。
唐辛子も合わせれば最高です。

寒くなってきたので胡椒猪肚鸡（豚レバーと鶏のスープ）も作りました。
猪肚鸡は別の面白い名前「凤凰投胎（鳳凰の転生）」でも呼ばれています。
以前は豚レバーを綺麗に処理して煮込んでから切り分けて鶏肉と一緒に煮込んでいました。
一昨日はちょっと頭がおかしかったみたいで。
どうしても「凤凰投胎」を8つも作りたい気分でした。
煮込んだあとにさらに切り分けて食べたのですが…
やりすぎでした！

胡椒猪肚鸡、このスープ！
本当に素晴らしいです。
なんといっても客家伝統のスープ。
濃厚な胡椒にいい香りの鶏スープ。
スープを飲み、肉を食べる。
腐乳タレを合わせれば何物にも代えがたい！

主食に煲仔饭（土鍋炊き込みご飯）を作りました。
水を少し多めにしたのはウチのお年寄りが硬いご飯を食べられないため。
皆さんが作るときは普通に作ってください。

お米を水に晒すこと一時間。
米は粒が長く香りの良いものを使うのが一番いいです。
鍋の底にに薄く油を引きます。
そして米と水を入れて煮ます。
水がなくなってきたらソーセージを入れて煮ます。
肉に火が通ったら鍋に植物油をひとさじかけます。
これが煲仔饭におこげが出来る鍵です。
最後に卵を入れます。
火が通ったら火を通した青菜、醤油、オイスターソース、しょうが汁を合わせて鍋に入れます。
これで完成です。

おばあちゃんには柔らかいご飯とソーセージをもりました。
私は鍋底のおこげとソーセージが好きです。
神がかり的なおいしさ、本当です。
煲仔饭と胡椒猪肚鸡、完璧です！

書いているとお腹が空いてきました。なんてこった。
ご飯を食べにいかなきゃ！
もし干し肉やソーセージでわからないことがあったら以前の動画を見てください。
毎年作っています。

冬は暖かくしてくださいね！！！
私の天使たち、気をつけてくださいね！
强行么么哒！

※么么哒（mēmēda）はキスするときの擬音語。愛情や友好的な感情を表す。