ガラパゴスの蛙

ネットに漂うあれこれ

※ヘッドホン必須 世界中から街歩き映像を発信する『Nomadic Ambience』

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YouTube動画の高音質化が進むにつれて『勉強用BGM』『睡眠用BGM』という動画ジャンルが確立されるようになりました。

いわゆるAMSRの人気もこれに大きく貢献していますね。

実際に検索してみると合法・違法を問わず既存の音楽を繋げたものから始まり、カフェや図書館の環境音、熱帯雨林や波の音、さらにはホワイトノイズやピンクノイズに至るまで様々な音源が存在しています。

そんな中、YouTubeで注目され始めている環境音チャンネルがあります。

その名も『Nomadic Ambience』

チャンネル登録者数は33.9万人。Instagramによるとロサンゼルス在住のUXデザイナー『kylerb』さんが運営しておられるようです。(2020年2月現在)

 

www.youtube.com

一番最初の動画投稿は2017年7月21日。

建物の屋上でエアコンが発するノイズを2時間収録したものです。この当時から映像付きでの環境音を公開しています。

至って普通な環境音。いい意味でも悪い意味でも個性がない。

ただ聞くだけなら他の音源や動画とそれほど変わりがありません。

しかし2018年1月頃から新たな特色として、旅行で訪れた街の音を収めた動画を公開しはじめます。

こちらはパリの夜景を定点カメラで撮影した映像です。

これ以降も再生回数が数千回にとどまる動画が続くのですが、2019年2月頃から街歩き動画の投稿をスタート。

じわじわと世界中の視聴者から注目されるようになるのです。

再生回数トップ3は以下の動画です。

第三位 Walking in the Rain Tokyo, Japan(1:02:36) 

歌舞伎町交番から新大久保に向かって歩いていくところからスタート。

最初は雨音が強いですが動画の最後には雨が上がり静かになります。

ご本人いわく、ニューヨークに比べて日本は車のクラクションが少ないと感じたようです。

第二位 Walking in Heavy Thunderstorm at Night in NYC(2:02:29)

夜のマンハッタンに急な雨が降った日の2時間を切り取っています。

アスファルトを照らす車のヘッドライトや街の明かりが眩しく感じるほどに高画質です。

まるで本当にニューヨークを旅している錯覚に陥ります。

第一位 Walking in the Rain in Manhattan, NYC (59:04)

こちらも同じく雨のマンハッタンを映した動画です。

でもこちらの方が第二位の動画より再生回数が100万回ほど多いです。

恐らく街の様子がはっきり見えるので、より一層街歩き動画として楽しめるのかもしれません。

もちろん耳で聞くだけでも十分に楽しめますが、実際に見ると目と耳で街を体感できます。

コメント欄を見てみると必ず「GTAみたい!」という声が書き込まれています。

高画質の一人称視点を見るとゲームを連想してしまうところが現代っぽいですね。

今後世界のどこから動画を届けてくれるのか非常に楽しみな動画チャンネルです。

皆様もヘッドホンをつけて是非に!