滇西小哥のインタビューがGoldthreadで公開される(3/6)
Goldthreadで滇西小哥のインタビュー動画の第三弾が公開されました。
今回も中国語と英語から意訳してみたいと思います。
インタビュアー:雲南の人は辛いものを怖がりませんね。
滇西小哥:実は辛くないんですよ。甘いですよ?間違えました。やっぱりちょっと辛いですね。あー、本当に辛い!!!
今日はピリッと辛い麺料理を作ります。
インタビュアー:これは中華風ボロネーゼソースに似ています。それよりもおいしいです。これが凄いのは、すべてこの包丁で作られていることです。
滇西小哥は雲南出身の中国人vlogger。農村で撮影された料理動画で知られています。
私たちは一週間を彼女と共に過ごしました。
前回は餅について取り上げました。
今回は豚肉・唐辛子・トマトを和えた麺を作ります。
小麦の麺は雲南ではそれほどよく食べられてはいません。
でも彼女は作り方を知っているので今日は一緒にやってみます。
滇西小哥:実は雲南では小麦を使った料理はそれほど食べません。主にお米や米線(ライスヌードル)を食べています。麺には2種類あります。市場で買える乾燥麺。もうひとつは手打ち麺です。
彼女の作り方はこうです。
滇西小哥:まず小麦粉に塩を少々加えます。それから水を加えます。
水の量はどうやって決めているのでしょう?
滇西小哥:経験に頼って決めます。小麦粉が少しずつ固まりはじめるのが基準です。
インタビュアー:西洋ではスパゲッティーを作りますね。でも水ではなく卵の黄身を加えます。
滇西小哥:パスタが黄色いのは卵の黄身を入れているからなんですね。バターでも加えているからだと思っていました。
滇西小哥:生地を作る時は手と器を清潔にしなければなりません。小麦粉をひとかたまりにします。
見ているだけなら簡単そうですが手の力が必要な作業です。
私も試してみましたが、彼女が一度でする作業を3段階に分けているかのようです。
滇西小哥:濡れた麻布を上からかけます。
インタビュアー:どうして濡れた布をかけるんですか?
滇西小哥:もし濡れていなければ乾燥してしまうからです。
生地を寝かせている間にトッピングを準備します。
滇西小哥:これは家で栽培しているトマトです。普通よく見るトマトのように丸くてツルツルしたものではありません。形は少し凸凹しています。でも味の濃いトマトです。
こちらの2つは青唐辛子と赤唐辛子です。それと豚肉・生姜・にんにくです。
すべて細かく刻んでから油で炒めます。
では切っていきましょう。まず唐辛子を切ります。切ってみますか?
しっかり握って包丁と手が離れないようにします。
インタビュアー:こんなに大きい包丁は慣れませんね。
滇西小哥:肉も赤色、トマトも赤色、唐辛子も赤色。3つの赤が一緒になります。
それでこの料理は红三剁という名前です。これは家庭料理です。
インタビュアー:雲南の人は辛いものを怖がりませんね。
滇西小哥:実は辛くないんですよ。甘いですよ?間違えました。やっぱりちょっと辛いですね。あー、本当に辛い!!!
口に入れた瞬間は辛くありません。噛み始めるとアーーー、辛いですね。
ごめんなさいね。申し訳ない。
インタビュアー:ちょっと休みますね。(水を飲む)
滇西小哥:クラリッサ、こっちが辛くないか試してみますね。緑色のほうを試してみます。緑色は辛くないですよ。信じてくれます?信じてくれないのね!
そのあとはトマトを切って、豚ロースを薄く切ります。
インタビュアー:クレイジーですね。
滇西小哥:薄切りにした後、さらに細かくします。すべての食材を細かくしていきます。以前に捻挫したので食材を切る時は手が痛いです。
インタビュアー:どうやって捻挫したんですか?
滇西小哥:牛の骨を切っているときに捻りました。包丁を振り下ろしたときに反動で捻ったんです。手の筋がとても痛いです。でもずっと動画を撮影しているので痛くてもやっています。
肉に味付けをする時間です。
滇西小哥:肉に調味料をまぜていきます。
滇西小哥:これはデンプンです。少し入れるだけで十分です。
滇西小哥:これは花椒粉です。
滇西小哥:これは草果粉です。
滇西小哥:これはうすくち醤油です。
少しだけ塩を加えてまぜます。
滇西小哥:デンプンを少し加えますが、まぜにくいので油も少しだけ加えます。
さらにまぜていきます。
先に肉の準備を手伝ってもらえますか?
私は麺作りをはじめます。
滇西小哥:肉はしばらく置いておきましょう。麺作りをはじめます。
滇西小哥:(生地が)光っていますね。ちょっと押してみてください。
インタビュアー:可愛いですね。
滇西小哥:(まな板に)小麦粉を振ります。
滇西小哥:こねはじめます。
滇西小哥:生地の厚さが均一でなければなりません。
滇西小哥:試してみてください。今ならやりやすいですよ。
インタビュアー:全身を使って伸ばす感覚です。
滇西小哥:少し力を使いますね。
滇西小哥:薄く伸ばしていきます。薄ければ薄いほどよいです。
滇西小哥:全体に小麦粉を振って丸まらないようにします。
滇西小哥:そしてこのように折りたたみます。
滇西小哥:このように切っていきます。
麺とトッピングができあがりました。料理の準備ができあがりました。
最もクレイジーなのは、この包丁一本ですべて出来てしまうことです。
インタビュアー:小哥、この包丁にはどんな物語がありますか?
滇西小哥:この包丁は母が結婚するときに祖父が作ったものです。祖父は鍛冶職人です。いろんなものを作ることが出来ます。
物を切る時の大きな包丁や、肉団子を作る時の鉄棒も彼に作ってもらったものです。
この包丁が特に気に入っています。
刃が鋭く、軽くて、持ちやすいです。
材料の調理を始めます。
まず水を少々、乾燥唐辛子、豚肉、さいの目切りにした野菜。
全部すくい上げたら、今度は麺と葉物を一緒に茹でます。
最後に全部を一緒にします。
結果は?素晴らしいバランスの香りです。甘い唐辛子、トマト、塩漬けにした豚肉を加えます。できたての麺の上にすべてをトッピングします。
滇西小哥:おいしいです!
次回はガチョウの保存食を作ります。
さらに彼女の家族にvloggerとしてのキャリアについてどう感じているのか聞いてみます。
チャンネルはそのまま!
<書き起こし終わり>