ガラパゴスの蛙

ネットに漂うあれこれ

李子柒が自社ブランド設立2周年を記念してコメントを投稿する(2020/08/25)

李子柒が自社ブランド設立から2周年を記念してコメントを投稿しました。

2020年8月25日に公開されたbilibiliでの投稿です。

写真は全てこちらの投稿からの転載です。

素人訳なので自己責任でご覧ください

t.bilibili.com

 528日、流水账に戻ってきました!(※流水账本来の意味は帳簿。おそらくコメント投稿欄のことを指している)
真夜中だと感傷的になってしまいます。あとから見るとキモいですね。
書き直すのもめんどくさいし、キモいのも初めてじゃないし。
少なくとも、書いたこの時の本当の気持ちです。


また一年が過ぎて七夕がやって来ました。李子柒ブランドが2周年になりました。
お誕生日おめでとう。

指を折って数えたら、前回に日常の記録を投稿してから既に1年半以上が経っていました。
わたくし、みなさんの老七(※李子柒のニックネーム)は、”李子柒ブランド”の2歳の誕生日を迎えました。
それで久々にここに戻ってきました。
細かく振り返ってみると、前回ここに文章を載せたのは19年の3月でした!
本当に長い時間が経ちました。
その期間たくさん、たくさんの滅茶苦茶なことを経験しました…
過去を振り返ってみると真っ白で何もありません。


最近の記憶だと、家の雑用以外に続けて2回の出張がありました。
ひとつは全青会、もうひとつは柳州です。
どちらも得るものがたくさんありました。とくに全青会はそうです。
私はそこでとても可愛い人たち、私を変えてくれた人たちと知り合ったからです。

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彼らは全身から光を放っています。


学校を卒業してから10数年に渡って農村における農業に従事している女の子。
自分の持っているすべてのお金を難病治療のために捧げている娘さん。
コロナウィルスが流行している武漢の最前線で戦ったお兄さんや妹たち。
その他に第一線の現場で働くお兄さんやお姉さん。
…………
一人ひとりが自分の業界で光や熱を放っています。
彼らの日常の一面を見ただけでもフィルターがかかっているように見えます。
つられて私も嬉しくなって笑ってしまうような、純粋で、善良で、綺麗で、平凡で、なおかつ偉大なのです。


その中でも農業支援に従事する青川の女の子が、彼女と村人が一緒に撮った写真を送ってくれました。
農業の現場における質素で綺麗な笑顔です。
忙しい1日が終わってスマホを開いた時、1日の疲れが全部癒やされたように感じました。

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この温かで可愛い人たちの物語を知った時にとても恥ずかしくなりました。
以前は、ずっとこう考えていました。
「自分のやりたいことリストを終わらせたら、もう表舞台には出ないでおばあちゃんと静かな日々を暮らそう」
でも今はこう思います。
もし私が動画撮影をやめる日が来たとしても、私も彼らのように価値のある生き方がしたい。
自分の一生を尽くして、この社会にお返ししたい。


この言葉が虚しいのはよくわかっています。
でも私はやりたい、そうしたいのです。
私にだってできます!


ぶつぶつ言っていたら止まらなくなったようです。
なんとしても実現したいです。
目の前の山のように積み上がったことが終わっていません。
実は年明けから今までで、これは初めての真面目な出張です。
残りの時間はずっと家で作業をしていました。


動画の中のことは言わなくてもいいでしょう。
動画の外でも実はたくさんのことをしています。
些細な日常にすぎません。
私の体に残るのも毎年同じです。
春夏の残したしるしです。
春夏の日焼けで黒炭のようになりました。冬の間に白くするのは簡単ではありませんね。
そして春がまたやってくる。
いつになったら私は白く戻れるの!!!

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いつになったら白く戻れるのかわかりません。
でもね、毎日民国が全脂肪牛乳を水の代わりに飲ませてくれるので、私の体重はゆっくりと戻ってきました。
ここ三年で特に嬉しかったことです。

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小作文を更新しなくなってから1年以上が経っていますね。
たくさんのことが起きました。
多くは皆さんが知っていることです。
他にもたくさん、私自身も忘れそうなことがあります。
携帯と民国の微博を振り返っても写真は多くありません。
携帯の中には皆さんからの温かいコメントのスクショが保存してあります。
残りはほとんど滅茶苦茶な写真です。
生活の中の細かな写真。
普段はとても忙しいので、特別なものや気分が良くなったもの以外は、写真を撮って残そうとは思いません。


あまり多くはないけれど残っている日常の記録。
去年から始めましょう。


これは美味しかったので写真に撮った窯焼きパンです。

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春の文旦の木に赤い蜘蛛がつくので葉っぱにニンニク水をかけます。

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蜀繍(四川伝統の刺繍)を学んでいた長い期間、毎日眼の縫い方を練習していました。

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初めて収穫した紫米。

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ご飯が食べる時間がなかったので無形文化財フェスティバル。終わってからこっそり飲み込むように食べている。

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ぼんやりしている顔、ご飯を食べた後のお腹がボールみたい。
憎たらしくもあり、可笑しくも感じる。

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ずっと触っていなかったギターで歌を歌う。

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今年の春。動画の外では毎日木材を運んでいました。

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 そうだ、去年はたくさんお酒を作りました。
ブドウ酒だけでも3種類、紅玫瑰・白玫瑰・赤霞珠。


赤と白の玫瑰は私が自分で試してみたものです。
濃厚な玫瑰の香りがブドウ酒が出せないかと思いました。
結果、本当に美味しくなりました!
唯一の欠点は氷砂糖を入れすぎたことです。
出来上がったお酒が少し甘くなってしまいました。
甘いブドウ酒はあまり好きではありません。
これは他の何種類かと一緒に作りました。
それで写真に撮っていません。
赤霞珠と紅玫瑰の写真だけが残っています。

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これだけたくさんのブドウ酒を作った結果、まだ半分も飲み終わっていません。
もうすでに飲めなくなっているので、稀釈して肥料にします。
無駄にはしません。

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右下には黄色とピンクのものがあります。
先に黄色い瓶の話をしましょう。ピンクの爆弾は後ほど。


百香果酒(パッションフルーツのお酒)
本当にたくさんの砂糖を入れました。
ほとんど2対1ぐらいになるほどです。
結果、できあがったお酒は確かにいい香りになりました。
濃厚な百香果の味。
楽しみにしながら一口飲んでみると、、
うーん。
最後は家でフルーツサワーとして使いました。
多くの動画の中でもこれを使用しています。

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最後はこのザクロ酒です。
私って本当に、、、暇すぎるんですね。
どうしてザクロを発酵酒にしようとしたのでしょう?
ザクロの種を白酒に漬けて氷砂糖を加えます。
いい香りにならないわけがないでしょうね。


当時は全部取り出してしまいました。
たくさんのザクロを採って帰ってきて、私・民国・カメラマンと一緒に夜中まで剥きました。
剥いたら大皿3つ分のザクロの種になりました。

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このお酒を作るために民国に頼んでジューサーを買ってもらいました。
ザクロの種を全部潰してザクロジュースにします。
ザクロジュースに果実酒の酵母と砂糖を加えて発行させます。
全てを通常の醸造の基準に従って行いました。
様々な消毒・殺菌。
だからわからないのです、、
どうしてできあがった液体が!!!天然ガスの匂いに。
空気孔の付いた発酵瓶を使ったら、お酒を置いた部屋から数日後にこの匂いがするのです。
最初の発酵が終わった日に瓶を開けました。
呆然。この酷い匂いは何?
あの匂いは何年経っても忘れないでしょう。
このザクロ酒は、以前にドリアン酒を作ったときよりも失敗です!!!
その後、諦めずに二回目の発酵をさせました。
結果、沈殿物が多すぎて完全にゴミになってしまいました!

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以前にネットで見た固体発酵法の白酒では、出てきた蒸留水と(酸化?)では臭い匂いがあるとありました。。
発酵型の果実酒で臭い匂いが出てくるのは初めての経験です。
小さいものであったとしてもユニークなところがあります。
時間ができたらまた挑戦します。

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それ以外にも去年はいろいろありました。
青梅酒・玫瑰酒・桜桃酒・ビワ酒・桃酒……
とても残念ながら写真には残していません。

 

それから今年。携帯には特に写真はありません。
以前の動画素材を撮っている時に撮った庭の写真とか。
いくつか選んで皆さんに見せますね!


このセロリ。
以前にも話したことを覚えています。
お婆ちゃんが適当に植えた二株のセロリ。
2年目には一帯がセロリに。
3年目には抜いても抜いてもなくならない。
ひとつの苗からこれだけたくさんのセロリの種ができるんですね。

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また去年の写真が出てきました。
民国が小さいサツマイモを食べたいと言うので暑い日に山に登って採ってきました。
子供の頃の(懐かしい)記憶ですね。

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民国の微博にも写真を見つけました。
これは春の時期です。
一年以上かけて藍染を完成させた動画です。
(視聴者)プレゼントは私が染めたTシャツでした。
はっきり覚えています。
昼間はいろいろ大工仕事にハマっていたので、夜になってから挑戦しました。
文字を書いて、それからろうけつ染め。
続くこと1ヶ月ほどでした。
毎日夜中まで作業しました。
字ができあがったら民国とカメラマンで毎日洗って乾かしました。
こうしてできあがった数十着のTシャツ。
これは印象深かったです。

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それから、今年は私の目に異常が出ました。
パソコンを見る時間が長すぎて目を酷使してしまいました。
お医者さんには眼瞼痙攣と言われました。
まぶたがずっとピクピクしているのです。
昼夜を問わず止まりません。
以前は左目だけでした。
それから鍼灸を何回かやりました。
でも最近になって右目にも時々同じような現象が。
時間を見てみると早朝4時36分。
急いで終わらせて寝なければ。
恐ろしい(写真は民国が盗撮したもの)

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確かに今年は以前に比べて体力仕事がたくさんでした。
私の腕の筋肉は女の子のものではないように見えます。
今年はノースリーブも着れませんでした、、、腕を出せない。
お婆ちゃんの言葉を借りれば「勇ましいわね、これなら嫁いでもいじめられないわよ」ですって。
ウェッ、ハハ。
よくよく考えたら、彼女は何かを暗示していたのかも知れませんね。(※早く結婚しろというメッセージ)

この腕の筋肉は無駄にはなっていません。
多くの成果が得えられました。
家の横の池に作った大きな防護柵です。

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防護柵の前に野菜と花を植えた。

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外壁になる竹柵。

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それからバラの小道。
バラが咲く頃を逃してしまったので写真では花がありません、ハハ。

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家の門には一面の玫瑰畑。
平影と滇红を植えました。(※品種の名前)

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他にも朝顔の咲く竹筒を立てた道もあります。 

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ヘチマ林

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ゴーヤ林

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それから大きなブドウ棚もあります。
お婆ちゃんが「こんなに大きな棚を作って!ブドウもこんなに高くは育たない」と愚痴を言っています。

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出張に出る前。
時間を作って庭の木橋を交換しました。
もう4年になるでしょうね。
当時作った橋の木材はもう古くなってしまいました。
それで今年中には交換したいと思っていました。
去年の内に防腐木をセメントで固定しておきました。
おばあちゃんは橋を渡る時に手を手すりにかけます。
木が劣化してしまうと危険です。
新しい橋の木材はまだ乾燥しきっていませんでした。
乾かしてからまた防腐剤を塗ります。

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携帯を見ていたら写真一枚出てきました。
友だちが王お婆ちゃんが虎枕を作っているところに連れて行ってくれた時に撮りました。
お婆ちゃんは更に歳をとったかのようです。
今では露天は出さなくなったそうで。
家で暇な時に虎枕を作っています。
残ったものも売ることはしないので、友だちと一緒に引き取ってきました。


これまた山のように積んであります。
だいたい90個以上ですね。
全部消毒して、袋詰までしてあります。
全部私の家族(※おそらくファンのこと)にくれました。
店に行って交換するだけです。
私たちの内輪では公益活動のことを「温暖物料」と名前をつけています。
私の周囲の人々はこのお婆ちゃんとの出来事が私に大きな影響を与えたことを知っています。
より多くの人に彼女の毅然とした精神と温かさを感じてほしいです。

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これもおなじように「温暖物料」です。
それから年初に作った藍染と同じマント。
この一枚にたくさんの人手と材料とお金をかけました。
藍染の職人を支持してください。
動画と同じものを作りました。
最初から最後までを無形文化遺産の職人が完全手作りで作っています。

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マントの花柄は浙江省の美術作家・钱师勋先生が彫ったものです。
藍染のマントは浙江省藍染布の無形文化遺産継承人・袁警卫先生が監修しました。
素晴らしい技術を継承している職人に敬意と感謝を示します。

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2つの公益物料の他に、きれいな”七夕专属物料”(七夕用品)もあります。

テーマ:”花朝月夕”
このインスピレーションは七夕伝説から来ています。
蓮の花の形で物語を暗示しています。
七夕に天の川に橋がかかる時、彦星と織姫が天の川で出会いキラキラ光る。
”花が咲く朝、明るい月の夜”私たち一緒にいる。

このテーマが好きです。
良い物語、かつ美しい。
どれほど美しいかって?
2ヶ月前に設計図を書いた時にマーモット(ネズミのような動物)みたいに声を上げてしまいました。
たくさん好きなところがあります。
もちろんあと2つはまだ受け取っていません。
会社(ブランド)の同僚に聞いてみたほうがいいかな?
ずっと待っている”花朝月夕”のサンダルは?
まだ受け取ってない!!!


まず彼らに文句を言ってから、既に受け取っている商品を説明しましょう。
文房四宝、うちわ、ブローチ、メイクブラシ、タオルケット、化粧鏡、抱き枕など。

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文房四宝

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襟巻き、肩掛け、テーブルクロスなど万能なタオルケット

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メイクブラシ

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化粧鏡

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残りのブローチとうちわ

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他にもあります、でもまだ受け取っていません。
これらは周年記念の贈り物です。


今回の周年記念では新しい商品も出します。
2年かけて開発した鲜花饼などなど。
心を込めて、でも一筆書きのスタイルで2年の苦労を紹介してしまいました。
ちょっと良心がありませんかね、ハハ。
心を込めて作れば、自然と感じてもらえると思います。


まとめると……2歳になりました。
駄々をこねる末っ子みたい。
この草木皆兵の道なりを、小心翼々で歩く。
苦去りて、楽来たる。
遂に自分の螺蛳粉工場が建ちました。
苦労して開発した螺蛳粉の味、もっと良い品質とサプライチェーンを提供します。
たけのこ、タニシ、お米など植えたり養殖している人たちの収入を増やせるよう助けたい。
より多くの中国の地方グルメの文化で全世界を魅了したい!!!

李子柒ブランドのみんなに感謝します。
商品マネージャー、運営、設計、カスタマーレビュー、保管、原料、物流。
そしていちばん大事なみなさん!
コンテンツであれブランドであれ、
信頼してくれてありがとう。
包み込んでくれてありがとう。
理解してくれてありがとう。


無条件に私の作品を愛してくれるみなさんにありがとう。
どんな時も後ろを振り返ればみんながいてくれてありがとう。
前に進む強さと勇気をくれてありがとう。

目に見えるからこそもっと良くなると信じられる、ですよね!
今日は無理やりチューするんじゃなくて、ただみなさんを抱きしめたいです。
いつも会いに来てくれるときに見せてくれる、楽しそうできれいな笑顔が私の心のよりどころです。
みなさんありがとう!
みなさんを愛しています!

<記事の終わり>