李子柒 最新動画についての本人コメント【井盐】
李子柒の動画が公開されました。
2021年7月14日の最新動画では井戸水から塩を精製する過程が紹介されています。
百家号では本人コメントが公開されています。
以下は素人訳なので自己責任でご覧ください。
中国人にとって欠かせない7つのモノ、薪米油塩醤油酢茶(柴米油盐酱醋茶)
とても小さい頃におじいちゃんが塩の物語を話してくれました。
時間が経っているので細かいところははっきり覚えていませんが、ひとりの(民間)料理人についてのお話だったと思います。
ひとりの皇帝の料理人が皇帝の前で”何が一番おいしいのか?”と論争していました。
民間料理人は”天下広しと言えども、塩が最もおいしい”と言いました。
皇帝の料理人は”笑わせるな。私はこの調理場に天下で最も珍しい食材を集めている。ひとつとしてお前の塩に及ばないと言えようか?”
それから民間料理人は、皇帝の料理人が作った料理に塩を加えない許可を陛下に願い出ます。
案の定、珍しい山の幸・海の幸が塩の味が失われたことで、味わいが全くなくなってしまったのです!
一つの料理に他の調味料がどれだけ加えられても、塩がなければ味がなくなってしまうのです。
”百味之首”と呼ばれる食塩は私たちにとってよく知る存在です。
普段わざわざ取り上げるまでもないほどによく知っています。
塩の種類、起源、なりたちに関心を持つ人はごく僅かです。
大多数の人は料理の味が薄い時に”今日の料理は塩が入ってないんじゃないの”と言うぐらいなものです。
この国には沢山の種類の塩があります。
海塩、湖塩、井塩、岩塩など…
何千年も前の”夙沙氏が海水を煮て塩にした”物語から、唐宋時代の中国における塩の生産業の大きなターニングポイントに至るまで。
海塩、湖塩から岩塩、井塩に至るまで。
一粒の食べ物の味を変える結晶が、明・清の二代にわたる経済の中心となり、中国数千年の歴史文明に欠かすことができないものです。
今回わたしが選んだのは四川省・自贡の井塩です。
ここは1835年に最も原始的な井戸掘りの技術を使って1001.42メートルまで掘られた燊海井です。
当時の中国で井戸から塩をつくる技術を確立し、世界をリードする地位を得てきました。
また最初の国家級無形文化遺産としても選ばれました。
なぜこの動画を撮らなければならなかったかですって?
これはずっと前からの執念だったのです。
薪・米・油・塩・醤油・酢・茶
薪 最初と最後以外はどの動画にも登場します。
米 「水稲の一生」と「紫米の一生」を撮りました。
油 「油菜の種の一生」を撮りました。
醤 「黄豆醤油」の動画、各種調味醤に含まれています。
酢 多くの動画にお酢が登場します。柿酢も作りました。
茶 直近2つの動画は食べたり飲んだりしています。
ただ塩だけが…
それでこの動画を完成させました。とても達成感があります…
典型的な盐帮菜(自贡を含む四川省の地方一帯で食べられている料理)を二つ作りました。
水煮牛肉と菊花牛肉です。
盐帮菜の歴史は中国における塩業の発展と切り離す事ができません。
食べる話しをするだけでワクワクしてきます。
おばあちゃんが食べることを考えると、すべてを濃い味にすることはできません。
もし盐帮菜だらけにしてしまったら、肛門科に走らなければいけません。
いずれにせよ盐帮菜の四川料理における地位は、音楽界におけるロックの存在に匹敵します!
おいしくてシビカラ、風味たっぷりです。
自贡のお百姓さんにとっては、一匹の魚が水から取り出されてたった一分、まだ鍋に入れる前に既に塩漬けにしてしまうそうです。
跳水鱼、过水鱼、あーよだれが出てきた。
牛肉の話に戻りましょう。
菊花牛肉、菊の花は涼性で牛肉は熱性です。(中医による食物の分類、寒・涼・温・熱)
両者が結合すると生臭さと油っこさを取り除くだけでなく、牛肉の熱を落としてくれるので、身体に熱がこもりません。
水煮牛肉は……熱がこもったら仕方ないですね。
何がこの料理をおいしく、やわらかくして、鼻をつくシビからにするのでしょうか。
水煮牛肉の魂は切った肉を浸けおきにするところです。
スープのもとを煮込んで、刀口辣椒(切った唐辛子を油で炒めた調味料)は必ず少し焦がします。ネギ・ショウガ・ニンニク・青花椒を加え、熱い油を通せば、とにかく「香」という漢字一文字につきます…
美食の癒やしの力なのか、この文章を書いていても楽しくなってきました…
こんな短い動画の編集に半月も…時間を無駄にしてしまいました。
これは誇張ではなく愚痴なんです…
きっとわたしは反省するべきなのでしょう。
それほど重要ではない人やコトのために、自分が楽しくなくなってしまうなんて、価値がありますか?
今日の私は全然楽しくない柒柒子!
しつこく慰めを求めます!
今日は皆さんが私にエネルギーをください!
しっかり吸収します。
あーどうして急に自分の弱い(緑茶みたいな)一面を見せてしまったのでしょう。
お茶の味でいっぱいです、ハハハハハハ。
(※中国ネットスラングで「緑茶」は見かけは強く、内面は弱い女性を指すらしいです)
もうよしましょう!強くあることには慣れました。
杠杠的〜(←素晴らしい、とても良い、などの意味があるそうです)
么么哒!みなさんを愛してますよ
<記事の終わり>