李子柒がニューヨーク・タイムズに取り上げられる(2020/04/22)
世界中が自粛生活を送っているためか、李子柒の知名度がますます高まっています。
ニューヨーク・タイムズの「CRITIC’S NOTEBOOK」で李子柒に関するトピックが取り上げられています。(2020年4月22日掲載)
記事のタイトルは『The Reclusive Food Celebrity Li Ziqi Is My Quarantine Queen』
日本語にすると『人里離れたフードセレブリティ李子柒が私の隔離生活の女王』と言ったところでしょうか。
今回はこの記事を日本語に訳したいと思います、と言いたいところなのですが。
無断転載・翻訳は禁止されているため全文日本語訳は見合わせます。
色々と方法を考えていたところ、微博にて中国語の要約をされている方を発見しました。
今回はこの短い要約を日本語意訳したいと思います。
《ニューヨーク・タイムズ》 に李子柒に関する記事が掲載されました。料理評論家のTejal Raoによるもので、内容はシンプルで特に分析や批評として深みのあるものではありません。
大体こんなことを書いています。隔離期間にこの料理の達人の動画をとても癒やされる。理想化された中国農村の仙女による様々なDIYグルメは楽しみつつ学べる。
李子柒のYouTubeチャンネルは既にに1000万人近い登録者数を獲得している。彼女の動画に映し出される幻影のような田園風景は多くの人に避難所と安慰剤のような効果をもたらしている。
李子柒が先週更新したニンニクの様々な食べ方の動画(例えばにんにくの芽と燻製肉の炒めもの)は既に再生回数が700万界を超え、人を驚かせる。
著者は李子柒が”疲れしらず、集中、自信、独立”と評しています。
また”労働”についても言及し、それが食事を準備する長いプロセスに意義をもたらしていると述べています。
ロマンチックに描かれた農村の苦労から収益を得ているとも述べています。(例えばネットショップ開設など)。
李子柒がメディア取材を受けることは少なく、著者がインタビューを申し込んでも返答はなかったそうです。
著者はアメリカの大規模に工業化された食品と、そこで働く人に与える健康的な害を嘆いています。
特にコロナウイルス流行の期間中の食品業界、食肉産業で働く人の現状に注目が集まることを願っています。
著者は李子柒の動画の自給自足で有機的なスタイルが、工業化された食品の打開策になると考えています。
(でも大多数からすれば、実現の可能性は低いでしょう)
英文記事の内容をかなり端折っているのであくまでも大まかな内容として御覧ください。
本文を読んでいて印象的だったのは、Tejal Raoさんがどんな風に彼女の動画を見ているかに言及している部分です。
最初は一本だけ見ようと思っていたのに、アルゴリズムのおすすめにまかせて次から次へと見てしまうそうです。
国や言語が違っても彼女の動画に人を惹きつける力があることがわかります。
原文を日本語で読みたい方は精度が高いことで話題の『DeepL翻訳』を使ってみることをおすすめします。
2020年4月22日に公開された記事全文(英語)はこちらから。