李子柒のアシスタントが深夜の編集作業の様子を公開する(2020/05/19)
李子柒のアシスタント 通称”民国”(ミングオ)が自身の微博アカウントで深夜の編集作業を収めた写真を公開しました。
真っ暗な部屋の中、iMacに向かい動画編集をする李子柒。
民国はこの写真に以下のコメントを付けています。
夜中の3時頃にトイレに起きると李子柒の部屋の明かりが点いてたので見に行くと、明日は朝5時に起きる予定なのにまだ動画編集をしていました。
太陽の光が強く午前9時以降は外での撮影が難しいので、最近は毎日5時に起きて準備することにしています。姉さんが夜中も忙しくしているのを見ると、私も眠れなくなります。少し心苦しいです。
ここまで有名な人物が、どうしてこんな小さな事を自分でやらないといけないのか、多くの人は理解できません。彼女の構想、思考、農村と農作業への理解をどのように表現するのかは彼女だけにしかわかりません。私たちは手伝いたくても助けられないので、他のことで手伝うしかありません。
続く部分でもいろいろ書いていますが、大体こんな内容です。
この投稿にひとりのフォロワーからリプライが届きます。それに対する民国の返信も興味深い内容でした。
@壹颗像素:
動画編集の専門家を雇って、息を合わせてやったらいいんじゃないの?
これだと大変すぎます。
@她助理:
ずっと募集しています!ずっとです!ずっと面接もしています。でも完全に彼女の考えを掴める人は見つかっていません。編集ができて、考えがあって、各種の農作業や手工芸に精通して、美的センスもある人が彼女の考えを彼女の欲しい方法で表現できます。みなさんのお姉さん(李子柒)は周りがみんな誠実な人であることを好むので、人柄が誠実であることも必要です。本当に難しいです。
民国とフォロワーのやり取りから、李子柒ひとりでこの作業を続ける苦労がある一方で、彼女のアイデアを具現化出来る人が見つからないという問題が浮き彫りになっています。
依然として李子柒・民国・カメラマンの3人体制が”公式設定”ですから、これが事実であれば彼女は遠くない将来倒れるのではないかと心配してしまいます。
李子柒と比較できるかわかりませんが、映画『リトル・フォレスト』の撮影中の苦労について松岡茉優さんが公開時のインタビューで次のように語っています。
雪待ち、嵐待ち、作物の育ち待ちですかね。雨、風、日差しが強すぎる日もあるんですよ。それらをしのぐ機材にしても、撮影地は山奥にあるから、スタッフの皆さんもそう多くは運べないわけです。撮影自体は過酷そのものでした。
映画『リトル・フォレスト』の撮影が過酷だったのであれば、まして李子柒の背後に大きな撮影チームが存在していたとしても大変なことには変わりはないでしょう。
もし彼女が言うように本当にひとりで編集しているとしたら…
その苦労は想像に難くありません。